第12章 平穏〜鉱山の街〜
「つうわけだ」
「5人相手にすごいね!」
「お前ならあんな奴ら余裕だろ」
えーそんな事ないと思うけどな〜。
だって人間は相手にした事ないし、ボク。
「つか、あの魔法なんだよ!すげかったぞ!」
「あーあれ?爺ちゃんに教わった魔法だけどまだ魔力量的に扱い難しくて〜。
だからここぞって時しか使っちゃダメって言われてたんだけど、あの数見てもう使っちゃえ!って思って」
「子供になんつう魔法教えてんだよレナートの爺さんは...」
「他にもあるよ?詠唱が必要な強い魔法」
でもメテオスォームほど魔力使わないから詠唱する時間あれば撃てるんだよね〜。
「まだあんのかよ!」
「いえい!」
「まぁいいか。
それより、どうすんだ?街でも見て回るか?」
「うん!ギルドにも行って、ちゃんとしたクエストも受けたいし」
というわけで、今鉱山の中に来てます。
「なんで鉱山の中にお店があるの?」
「この街は主に鉱山での仕事が7割で、いちいち街まで戻って武器やらなんやら買うのは面倒だったらしく、防具や武器とか鍛冶屋は鉱山の中に店を開いてるらしい」
鉱山ならではって奴なのかな?
とりあえず鍛冶屋さんの部屋に入って見た。
兄ちゃんの武器またまた壊れちゃったからね。
「いらっしゃいませ...!ほ、んじつは何を求め...お求めで?」
めっちゃ顔怖い!
ドワーフかな?とにかく怖い!
っていうか話し方がもっと怖い!
「なんか、無理してね?喋り方?あと、うちのレナートめっちゃ怖がってるから普通でいいぞ...?」
「あーそうか...正直俺もこんな喋り方は性に合わん!」
あ、なんか違和感消えて怖くなくなった。
「おじさんドワーフ?」
「ああそうだが、チビはハーフエルフだな?」
「わかるのか?レナートがハーフエルフだって」
「あぁ俺たちドワーフは魔法こそ使えねぇが、多少の魔力は持ってる。
んで、その魔力を使って武器や防具を作るんでな。
このチビからは人間の強い気とエルフの魔力量どっちも感じる」
「ドワーフすげぇ!」
チビチビ言うけどおじさんボクとあんま身長変わんないじゃん!
って言葉には言えません。
「んで?何が欲しいんだ?」
「あーそうだったな、剣あるか?」
「ふんっ、剣なんざいくらでもあるわい。
どんな剣がいいんだ」
なんか、無愛想だな〜この人。
人じゃなかった、ドワーフ。
「んー頑丈なのがいいな。切れ味はともかく」
「ほう、普通は切れ味を求めるもんだが?」
「切れ味は問題じゃねーんだ。レナートに教わったんだが、使い手の力量次第で鋭くも鈍くもなるってな」
わぁボクが教えた事ちゃんと生かしてるんだ。
なんかうれしいなぁ〜。
「ほう、オメェもこのチビもなかなか見所あるじゃねぇか。ん?おいチビ、その杖見せてくれねぇか?」
「へ?これ?どうぞ」
どうしたんだろう。
ボクの杖剣なんかおかしいところあったのかな?
「コイツは...なんだコイツは。一見杖だが、剣にもなるのか...なるほど、ミスリル...いや違うな、コイツはオリハルコンとミスリルの混合か」
「へ?ボクの剣はミスリル製ですよ?」
「ドワーフの目は誤魔化せねぇぜ?一見ミスリルに見えるがな、コイツはオリハルコンが混ざった混合ミスリルだ。
杖としても、剣としても強力に作られてやがる」
「レナートの剣すげぇな」
「こんなもん見せられちゃ職人魂に火がつくぜ。
よし、そっちの兄ちゃんの剣、最高の作ってやるよ!
何よりオメェ等は気に入った!
3日後またここに来な」
なんか気に入られちゃったなぁ。
まぁ、嫌われるより全然いいよね。
そういえばボクの杖剣がオリハルコン混ざってるなんて驚きだ。
爺ちゃん達すごいの作ったな〜。
今度帰ったら改めてお礼言わなくちゃ。
ボク達は次にギルドへとやってきた。
入った瞬間になんか視線を集めてしまった。
「きたぜ、あのチビだ」
「情報によれば登録して1ヶ月くらいでSランクになったんだとよ」
「嘘だろ」
「いや、でもあの魔法見たら信じるわ」
「人間なのに魔法?」
「あの兄ちゃんから聞いたがどうやらハーフエルフらしい」
と、ヒソヒソ話してるけど全部聞こえてるんだよね〜。
まぁ気にしない。
チビでもすぐに伸びるもん!気にしない!
とりあえず受付に行くと...
「レナート様とギン様ですね。
お待ちしておりました。先の討伐クエストの達成報酬、金貨1200枚となります」
ありゃーまた大金が...
もう、冒険者やらなくても暮らしていけそう。
あーでも200年が限界かな? どうだろう。
とりあえず報酬は受け取ったし、掲示板見たけどAランクより上のクエストはないから今日はいいや。
「なんも仕事ないし、兄ちゃん帰ろ?」
「んーそうだな。高くてもBランクだしな〜」
ん?なんだろうあの張り紙。
ボクはクエストボードとは違う掲示板が気になり近づいて見た。
「あーこりゃ新聞だな」
「新聞?」
「カナンにはなかったからな。
これはいろんな情報を共用しようって事で自由に貼り出せるんだ」
「へーそんなのあるんだ」
ボクは適当に記事を剥がしてみる。
「Sランクこの街に現る、人間なのに超強力な魔法を使いこなし、まさにSランクにふさわしき少年だ」
「ほう、まぁ記事になるわな」
人間なのにすごい魔法使えるってすごいなぁ〜。
それにボク以外にもSランクの冒険者さん居たんだね。
「ボク以外にもSランク居たんだ。
きっと強い人なんだろうなぁ〜」
「「「「お前の事だよ〜!!!」」」」
えー?なんかここにいる人全員に突っ込まれた!
違うよー!だってボク人間じゃなくハーフエルフだもん!
手元の温度計40度超えてた時に打ってたから内容微妙ですいつも以上に




