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マガツヒの神 ~純酷の葬列~  作者: 印西たかゆき
5/8

迫りくる地獄

「ボス……この有様だと、加藤の部隊もヤバいんじゃないのか?」


 突然投げかけられたマイクの質問に、私は同意した。

 今、我々はジェットコースターの入り口の前で降りしきる大雨のなか、加藤さんの部隊が来るのを待っていた。

 彼女が部隊を率いている以上、彼女は必ずここに来る。初めに確認した通り、この場所は二手に分かれた部隊が一度集結する地点であるからだ。

 だが、正直この時間は、かなりつらい……雨で体が冷えるし、すでに日は完全に沈み、ただでさえ暗かった空は、完全な闇夜に様変わりしてしまっている。

 この環境は敵にとって、奇襲にはもってこいの環境だ。

 第一、隊員を一名亡くした――希望的観測で行方不明――状態でこのまま任務が続けられるかどうか……このジェットコースターも調べなければならないのだろうが、いったいどんな仕掛けがあるのだろうか……。


「ふ、ふふ……」


 ヘッドセットを叩き付ける雨音のなか……私は確かに、ヨーゼフの笑い声を聞いた。

 思わず彼の方を見ると、彼はうつむいたまま薄ら笑いを浮かべていた。

 私がどうかしたのかと訪ねると、彼は首だけをこちらに回す異様な格好で口を開いた。


「ふ、ふふ、ふふふ……」


 だが、質問に答えることもなく、ただ笑うだけである。私が困っていると、マイクがヨーゼフの肩をポンと叩いた。


「おい、ヨーゼフ。どうした、大丈夫か?」


 マイクがそう問いかけると、ヨーゼフはハッとした表情をして振り返る。


「あ、ああ……大丈夫だよ……」

「そうか……何かあったら、遠慮なく言ってくれ」

「ああ、ありがとう……」


 ヨーゼフがそう言うと、マイクは微笑んで再びヨーゼフの肩をポンと叩いた……彼としては、もう二度と同じ部隊の仲間を失いたくないのだろう。私も同じ気持ちだ。だが、私がやるべきことは常に部下が生き残れるような戦術を採用することであって、治療ではない。

 ……ふぅ……まいったな、まさかこれほど困難な任務になるとは……。

 私が少し弱気になっていると、ふと気配を感じた。

 私がそちらの方向を向いて暗視装置を装着すると、二つの人影が見えた。

 私はマイクとヨーゼフに警戒するように言いながら、銃を構える。

 人影は臆することなく我々の方に近づいてくるが、私は銃を下げた。

 その人影の正体は、加藤さんとアビゲイルだったからだ――なぜか、スコットの姿が見えない。


「……お待たせしました」


 私は加藤さんに構わない旨を伝え、スコットがどこにいるか訪ねた。

 だが、加藤さんはそれに答えることなく、うつむいてしまう……代わりに答えるように、アビゲイルが前に出た。


「あいつは死んだよ。間違いない」

「なにっ!? それは本当なのかよっ!?」

「ああ。この目でバッチリと死体を見たから、間違いないさ」


 なんてことだ……まさか、二人の部下を失うなんて……。

 私の隣では、マイクが呆然とした表情で立ち尽くしている。


「ところでレイチェルの姿が見えないけど……あいつもか……?」


 アビゲイルは遠慮がちに聞いてきた。

 私はその質問を肯定し、詳しい状況を説明した。


「……そうですか……」

「クソッ! マジかよっ!」


 加藤さんとアビゲイルは正反対の反応を見せ、しばらく我々の世界を沈黙が支配する。

 それが、私には耐えられない。思考停止にも似た状態に陥り、銃を持つ腕には力が入らない。呼吸は乱れ、視線も定まらない。

 そんな状態の私を覚醒させたのは、加藤さんの声だった。


「主任……主任っ!……大丈夫ですか……?」


 私は彼女の方に顔を向け、ゆっくりと頷いた。同時に、自分の中で考えを整理していく……なぜこのような事態に陥ったのか……我々は今、どのような状況に陥っているのか……だが、私が考えをまとめている最中、目の前のジェットコースターの建物に照明が点いた。

 その光景を見て、私を含む部隊員の間に緊張が走る。

 この先に踏み込むべきか……そのような考えが部隊員の間で共有されているような感覚に陥った。

 しかし、ヨーゼフはジェットコースターの施設から溢れ出す照明の光に向かって、まるで蛍光灯の明かりに群がる虫のようにフラフラと誘われるように向かっていった。


「おい、待てヨーゼフッ!」


 マイクがヨーゼフの腕を掴んで、彼を引き留める。


「あ、あれ……?」


 引き留められたヨーゼフは、何が起きたか分からないといった様子で、私達を見回した。

 私が大丈夫かと訊ねると、彼は黙って頷く……。

 これは、かなりマズい状況に追い込まれている……そのような確信が、私の中に宿った。

 それと同時に、ここで立ち止まることが許されないということも思い出す。

 もしこの任務に失敗したら、私や部隊員の命はないだろう。我々の属している組織というのは、そのようなものだ。

 私は部隊員を見回しながら、私一人でジェットコースターの施設へ向かうことを告げた。


「ボス……その役目、俺に任せてくれ」


 マイクが何かを決意したように言う。だが、私は彼の提案を却下した。

 当然だ……これ以上、部下を危険な目に遭わせるわけにはいかない……その事を彼に伝えると、彼は押し黙った。

  私は、改めて自分だけジェットコースターの施設へ向かう旨を伝え、周辺警戒を皆に命令した後に歩いて行った……実をいうと、本当に怖い。未だに止む気配のない雨に打たれながら、私は覚悟を決めていく。

 確かに、この判断は部隊長として明らかに間違っている。正直、なぜこのような判断を下したのか、それさえも歩を進めるたびに分からなくなっていく。

 思えば、極秘研究所への入り口が分からないという情報が出てきた時点で、もっと警戒するなり、装備や人員を増強すべきだったのだ。

 だが、私はそれをしなかった。そんなことは私の部隊には必要ないという、根拠のないプライドのせいでこの有様だ。それゆえに、作戦本部から提示された条件をすべて飲み込んで、任務に就いた。

 だとすれば……もしここで私が死ぬようなら、少しは自分の死について言い訳が出来る。

 部隊長として無能であることの責任を取らされる……そう思えば、死の恐怖も多少は和らぐ。

 しかし、そんな私の腕を掴む者がいた。


「例えあんたが反対しても……俺は一緒に付いてくぜ」


 それは、マイクだった。

 彼は自らの悲痛な思いを隠すように、二カッと笑って見せた……別に人種差別をするつもりは無いが、この暗闇で黒人の彼が目と歯を見せると、少し怖い……。

 まぁ、そんなことなどいちいち言う必要もないのだが、私としては一人の方がいい。

 その事を彼に伝えたが、彼の方も引き下がろうとしない。


「嫌だね……俺は衛生兵だ。そして、この施設には何かある……そんな場所に、あんたが一人で行こうとする……誰が衛生兵になっていても、間違いなくあんたに付いて行くだろうな」


 ……そこまで言ってくれるならありがたい。私は彼の提案を快諾した。ぶっちゃけ、一人だと本当に怖いのだ。

 私は他の者達に周辺警戒を怠らないよう命令して、マイクと共にジェットコースターの施設へ向かっていった。


「頑張ってください」

「生きて帰って来いよっ!」

「が、頑張って……」


 残った者から送られる声援を背に、私とマイクは施設の入り口を通っていった。


               ※


 照明が点いているおかげで、施設の中は外に比べてとても明るかった。

 少し距離のある通路を二人で前後を警戒しながら進んで行く……ところが、マイクは暇を感じたのか、勝手にしゃべり出す。


「なぁ、ボス……今回の任務、ちょっとおかしくないか?」


 私は彼の意見に賛同し、もっと彼の考えを引き出そうと考えた。まだ機材が機能しているのなら、ヘッドセットのカメラを通じてこの会話は作戦本部へと流れているはずだ。

 ちょうどいい……奴らへの当てつけのためにも、マイクには好き勝手に喋ってもらおう。


「今回の任務……裏野ドリームランド内にある極秘研究所に籠城した研究所所長、奥村泰三の捕縛または殺害って内容だが……奴がこの施設にいるっていう情報はどこがネタ元なんだ?」


 私は、組織との連絡員である『その者』であると伝えた。


「なるほどな……そして、あんたは作戦本部に出向いて今回の任務を引き受けて、俺達がこうなってると……」


 そう言われると、私も加害者なわけで……だが、ここは素直に謝っておくべきだろう。


「いや、大丈夫だ。あんたのせいじゃない」


 マイクは明るくそう言って、話を続けた。


「それで、このテーマパークが閉園した理由……子供達が失踪したって事実と、それぞれのアトラクションにまつわる不穏な噂……これは偶然だと思うか?」


私は否定した。私的な考えだが、おそらく奥村の実験が絡んでいるのであろう。

 実際、子供の失踪もアトラクションの噂なども、私はこの任務を引き受けるまでまったく知らなかった。普通、これだけセンセーショナルな話題ならマスコミ連中が黙ってはいないだろう。

 しかし想像するに、遊園地が閉園する頃でさえ、そのような事象が報道された事実はない。

 私は事前に流し読み気味に調べたが、閉園してから数日の間はオカルト系や実話系の週刊誌には事件や噂などが報道されていた……だが、それもパッタリと消えてしまった。ということは、考えられる可能性としては『組織』の圧力が加わった可能性があげられる。

 そして、ブリーフィングでは私達の部隊の前に別の部署の部隊が制圧に向かったそうだが、誰一人も帰ってこなかったと聞いている……彼らも、研究所への入り口を知らなかったのだろうか?

 そもそも、上層部から研究所の場所や出入り口が不明であると告げられること自体、考えられない。

 いくら奥村が有能であったとしても、『組織』の資本をもとにして『組織』の息がかかった建築会社でもって建設したにもかかわらず、『組織』が奥村の研究所の場所を知らないなど、今考えればあり得ないことだ。ということは、今回の任務には非常に高度な政治的思惑が入り乱れているのではないか?

 漠然とし過ぎてハッキリとは分からないが、私達は奥村を追い詰める猟犬ではなく、誰かの利益のために働かされている奴隷なのでは……?

 とにかく、組織の関わりがあるのではないかという考えをマイクに伝えた。


「やっぱり、あんたもそう思うか……俺も同意見だ」


 マイクがそう言うと、タイミングよく我々は通路を出て、赤を基本とした、情熱的なペインティングが施されたジェットコースターが置かれたレールの前に来た。

 左側の奥には、コースターを制御するための機械があり、辺りは当然ながら静けさに包まれている。

 私は端末を取り出し、このジェットコースターの情報を閲覧する。だが、そこには不思議な文言があった。

 このジェットコースターにも、『事故があった』という不穏な噂は立ったらしい。それはいい。問題は、その内容が『分からない』ということだ。

 いくら概要の欄を読んでも、事件の詳細な情報が得られない……私は端末をしまい、溜息を吐く。

 これに乗るべきだろうか……私が悩んでいると、隣にいるマイクが口を開く。


「なぁ、ボス……たぶん、俺はここで死ぬ」


 ……私は少しの間思考停止に陥ると、彼にその理由を訊ねた。


「へへ、なんとなくさ。けどな……俺の勘を舐めない方が良いぜ? なんたって、俺の血には少しだけネイティブアメリカンの血が入ってんのさ」


 ……少しだけならば、あまりあてにはならないのではないだろうか? 私がその考えを彼に伝えると、彼は豪快に笑った。


「さっ! 行こうぜっ!」


 彼は、まるで死を覚悟したように屈託のない笑みを浮かべながら、コースターに乗り込んだ。

 私はコースターを制御する機械に向かい、コースターを起動させるスイッチを押して、動き出したコースターに飛び移り、マイクの隣の席に座った。


「お、おい、ボスッ! なにしてんだよっ!?」


 驚いて私の方を見るマイクに、私は彼と共に捜索を開始すると告げた。


「馬鹿なっ! やめろっ! 今すぐ降りるんだっ! クソッ!」


 マイクはそう言いながら、私の身体を固定するアームバーを外そうとする……すると、彼がその岩のような筋肉でもって全力で破壊しようとしたせいか、アームバーは基部から『バキンッ!』という音を立てて破壊された。


「ほらっ! 早く出ろっ!」


 そう言って、マイクは私をジェットコースターから降ろそうとするが、あいにく乗り場は過ぎてしまったので、私は彼に、心配しないようにと伝えた……この行為に意味はあるのだろうか……そんな不安を胸に、私は前方に見える、暗黒の世界と相対する。


「クソッ! いいか、ボスッ!? なにがあっても、絶対に床から立つんじゃないぞっ!」


 そう言って、マイクは私の首根っこを掴んでグイッと床に寝かせようとする。

 仕方ないので、私はコースターの床にしゃがみ込んで銃を構えた。

 正直、ここは狭すぎて満足に取り回しが効かない。拳銃に持ち替えるべきだろうか……でも、制圧力ならアサルトライフルの方が上だし……。

 そんなことを考えていると、いつの間にか、コースターはレールをつたって上昇していた。

  しかし、なぜマイクはそのような事を言うのだろうか……? まるで、これから起こることを予見しているような気がしてならない。

 私がそのようなことまで考えていると、とうとうコースターが高所から落ちようとしていた。


「……じゃあな、ボス……」


 ……私は彼の言った言葉を、上手く理解することが出来なかった。

 私が思わず横を向こうとした瞬間、コースターが落下していた。

 私は突然襲い掛かってくる重力に思わず床に伏せ、その後はただコースターが停止するのを待つだけだった。

 重力のかかるカーブ……熱波……絶叫……何か機械的な作動音……生々しい物音……銃を握る両手は、生まれたての小鹿のように震えるだけで、まったく言うことを聞かない。

 本来なら、すぐにでも顔を上げて周辺の状況を見極めるべきなのだろう。

 だが私は、ただ床にうずくまって銃を抱えて震えるだけで、何も出来ない。

 時折見える月明かりと体を襲う風圧と水滴、人工的な照明……たまに完全な暗闇になるのは洞窟の入るからだろうか?

 そして、私とマイクを乗せたジェットコースターは徐々に速度を落としていき、やがて元の位置に戻って制止した。

 だが……私は立ち上がることが出来なかった……なぜかを説明するのは難しいが、自分の視界に入ってくるであろう現実を受け入れるのが怖い……叶うなら、これがすべて夢であってくれと心の中で必死に祈るが、周囲は静寂せいじゃくに包まれるだけで、何も変わらない。

 やがて、私の鼻腔に不快で焦げ臭い香りが入ってくる。

 立ち上がろうとすると、背中に激痛が走る。

 意識はしばし朦朧とし、喉の奥から胃酸が外に飛び出ようとする。

 必死にそれをこらえようとしても、かえって喉の渇きを意識してしまう。

 ヘッドセットを装着した頭部は、かなり熱くなっていた。

 燃えているという訳ではないようだが、少し焦げているようだ。

 私は背中に手を回して痛みの原因を探るが、掌に鋭い痛みを覚えて慌てて手を引っ込めた。

 見てみると、掌がパックリと横一文字に切れていたのだ。

 赤い血が床に滴り落ちる……少しふらつくのは血液を失ったことよりも、単純に傷を見て血の気が失せているのだろう。

 私はゆっくりと上を見上げた。

 そこには……無数の刃が前の座席や私側の座席から飛び出していた。

 私は迷わずに拳銃を取り出して構え、刃の隙間を縫うようにして立ち上がった。

 そして、ゆっくりと段差を上ってステーションに立つ……ここからが問題だ……例えどのような結末が待っていても、私はそれを受け入れなければいけないだろう。

 それが……彼の望みであると信じて……そして、私は振り返ってマイクが座っているであろうコースターの座席を見た……だが……私にはやはり、酷であった……。

 思わず、コースターの設置されたレールの上に吐いてしまう……だが、事前に何も食べていなかったせいか、出てくるのは胃酸だけだった。

 一通り吐き終わり、私はプレートキャリアを脱いでハイドレーションのタンクを外し、チューブ基部を取り外す。

 そして、そこからなるべく口を付けないようにして水を口に含み、数回うがいをした後に水を飲んで気分を落ち着けようとした。

 だが、それで到底落ち着くはずもなく、胸に押し寄せてくるのは途方もない無力感だけだった。

 もし、私がもう少し勘が鋭く、このような事態を想像できていれば、もしかしたら彼は救えたのかもしれない……そのような後悔と自責の念を感じるたびに、胃液が私の口から飛び出そうとしてくる。

 私は吐き気を抑え、ハイドレーションを元に戻してプレートキャリアを着こんで立ち上がると、マイクの方に近づいて再び彼の姿を見た。

 無残な姿だった……上半身は黒焦げになり、全身を鋭利な刃物で貫かれている。

 唯一彼を判別できる部分は、焼けていない下半身の服装だけだった。

 いったい、なぜ彼がこのような目に遭わなけれならないのだろうか? 確かに、我々の部隊は汚れ仕事も引き受けてきたが……このような人生の最後があっていいのか?……分からない……どんなに考えようとしても、考えの基礎となる部分がポッカリと穴が空いているようだ。

 とにかく……戻らなければ……私がそう思った時、ジェットコースターの施設の照明が落ちた。

 ……私はやるせない思いで暗視装置を装着し、外へ向かっていった……。


               ※


 ジェットコースターの施設から出て、部隊員の姿を探す……だが、どこにも見渡らない。

 そう、姿が見えないのだ。ここで周囲を警戒するように命令しておいたプロの戦闘員達の姿がっ!

 ……ああ……もうダメだ……私自身、もう生きる気力さえも失っていくのを感じる。

 本部の連中はこれを望んでいたのか? いや、そもそも、私のその考えは正しいのか?

 ……ダメだ……まったく考えがまとまらない……いっそ、このままどこか遠くへ逃げようか……上手くいけば、人生をやり直せるかもしれない……。

 だが、私のそんな思いはすぐに雲散霧消していった。

 目の前にそびえ立つ、ドリームキャッスルの姿を見て……。

 残るはあそこだけ……この狂気に満ちた施設を作り上げ、私の部隊の皆――あるいは半数近く――を殺した奴があそこにいるかもしれない……。

 なんだろう……この気持ちは?……怒り、悲しみ……それらが溶け合って互いの長所を主張しあっているような……まぁ、いい……私がやるべきことはただ一つ……奥村を捕縛することだ……。

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