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地を這う魚  作者: ふかふか
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3日目

3日目 晴れ


いつ死ぬかも分からなくなってきたので、これは日記というより、活動記録のようなものにしていこうと思う。




今日も地獄のような暑さだった。少しずつ命が削れていくのが分かるほどだ。


朝、例の作戦を決行した後、謎の洞穴みたいな場所を見つけた。今はそこを仮拠点にしている。


椿は今頃、私たちを必死で探しているのだろうか。

まぁ、あんな冷酷な男はどうせ私たちのことなど気にも止めてないだろう。


私の鞄以外はすべて流されてしまったので、鞄の中で入ってた菓子…つまり、小さなチロルチョコ3つが私たちの食料のすべてだ。




…そして、今日2人ですべてを食べてしまった。



2日間も無鉄砲に歩き続けて、水も食料も一切口にしていなかった私たちが、目の前に広がる餌に群がるのは必然だった。



ここは人間の視点から捉えると資源に乏しい島のようで、私たちが生きてゆくのに利用できそうな物は限りなくゼロに近かった。

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