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災厄の竜  作者: とりぷしん
3/7

破壊

『おい。お前は誰だ。ここは何処だ』

と怒鳴り声。

鼓膜が破けそうだ。


『…返事をしなければ今度は本気で放つぞ?』

あれが本気でなかったというのだろうか。

そんな。


『私はこの辺りに住まう龍。ここは…地図がないから分からない。』


『おお、そうか。竜族の生き残りはやはりいたのだな。…脅して悪かった。』


ちょっと決まり悪そうに声を小さくして、尻尾を横にゆらゆら振っている。

顔と動作とのギャップが…


可愛い。


てか喋れたのか。最初からそうしてくださいよ。脅かさないでよ。

ここまで見て下さりありがとうございます。

印象がなんか。可愛いって普通思いません。

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