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寅さん

なし

今日こそは

言おう、言おうと思いつつ。


彼女の

機嫌のよいことこの上ない。


朝からHDを見ていても

いつもなら一波乱、二波乱あろうものだが

今日はまったく怒られない。


鼻歌さえ歌っている様子。

午前中、どこかに出かけるのだろうか


まあいいや

いい傾向だし。

このタイミングならいえそうか。


今、言ってしまおうか。

しかし、こちらもテレビの途中だし。


まあ、彼女が出かける前もなんだから、

いいタイミングだし

このまま帰るまで

様子をみようということで


続けて見ちゃった


そうなのよ

寅さん。


最近めっぽう、はまっている。

映画でなら自分も大丈夫。


あいかわらず、みつおのふぬけには

あきれる。


自分のふがいなさも

みつおにはかなわない。

そう考える。


また、ふられた。


しかし、寅さんにはあいかわらず

郷愁がただよう。


窓際の自分にはだせない郷愁。

達観か。

しかしながら


毎回、同じパターン。

最後は正月の凧揚げ風景。


なんで、さいごに

みつお出会うかなあ。

ここは、ちょっと

いやかなり残念。


うまくいかないのに

どこか自分と重ねているのか。




ほっと一息と思いきや


いきなりの雨。

そこからの突然の雷雨。


そう、彼女が戻ってきた。


玄関の片づけがなっていないと叫んでいる。


さきほどまでの平和はいづこへ。


はじまりました。

乱気流。


いつも

巻き込まれてます。


目的地の空港は変更されます。



なし

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