私の場合の「自閉スペクトラム症」について
私の場合の「自閉スペクトラム症」についてです。
これを知らないと、次話からの思い出話での私の発言や行動と「自閉スペクトラム症」との関係が分からないと思うので、できれば読んでください。
私は自閉スペクトラム症(※そのうち、旧称でいう「アスペルガー症候群」)と診断されている大学生です。
旧称アスペルガー症候群(※以降「アスペルガー症候群」とする)は、現在「自閉スペクトラム症」という同じ障害に分類されている旧称自閉症(※以降「自閉症」とする)を軽めにした障害です。アスペルガー症候群は言語能力が健常者レベルなだけで、他は基本的に同じなのが特徴です。
どちらにしろ個人差があり、何に特化しているかもその人の好みや興味の対象によってそれぞれ違います。
性格のように思われるかもしれませんが、あくまで「障害」であることから分かる通り、性格とは違って改善することが難しいです。改善することが不可能というわけではありませんが、非常に困難で「茨の道」といっても過言ではないと私は思います。また改善するにしても、健常者の性格を矯正するのとは違い、非常に時間が掛かります。例えるなら、健常者がカメでアスペルガー症候群の患者がナメクジといった感じです。
私の場合は以下の通りです。
・相手の気持ちや立場等を考えて話すことができない。
・自分が思ったことをそのまま言って、聞いた人が私の伝えたい内容とは全く違う解釈や認識をしてしまったり、相手を不快にさせてしまったりすることがよくある。
・空気を読むことができない。
・臨機応変に行動するのが苦手。
・基本的にマイペース。
・自分の趣味や興味のあることについては饒舌になる。
・指先の方はもちろん、身体能力的にも不器用。
・興味のあることや意味が分からない言葉は徹底的に調べ尽くす。
・興味のあることとそうでないことでは同じ学問分野でも、やる気はもちろんのこと、知識量や分析レベルが大きく違う。
・才能の使い道がピンポイントすぎる。
・相手の気持ちを想像することはできないが、今読んでいる小説の文章や実際にあったことを話している時の話の内容からその様子を映像として想像することができる。
正直な感想、お待ちしております。