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1話 スキルを授かる

ぼくはタクト15才


実はぼくは転生者なんだけどこっちの世界に来る時

神さまに君は15才でこの世界を変えるスキルを手にする

って言われてチート確定キターってすごくワクワクした


この世界ニンブルヘイムでは15才でスキルを授かるんだ

授かる数は人によっては複数もつこともあるけど

一般人はだいたい一個かな


今日はまちにまった15才の誕生日

いつものように妹アンに起こされるわけでもなく

興奮で早起きしてた


おにいちゃんおきなさーい!

そう叫びながら部屋に乱入してきたアンはぼくがすでに起きてることにちょっとビックリしてた


妹よ…ぼくは今日をもって世界を変える男になるのだ…

ぼくは両手を広げ大いなる風格をかもしだすように言う


おにいちゃんがおかしくなったー

そう叫びながらアンが部屋を飛び出した

おそらく一階にいる父と母に報告しにいくのだろう…


一階に降りると父母がそろってテーブルについてた

起きてきたか…いよいよ今日だなタクトよ


はい父さん! 朝ごはん食べたら教会に向け出発します!


世界を変えてこ…ブハッ

父は言い終わる前に笑いをこらえきれず吹き出した

あらあら笑っちゃだめでしょお父さん…プッ


母さんまで笑って…ったくなんて親だよ


タクトよ…どんなスキルを授かっても受け入れるんだよ

父は咳払いをしたあとそう言ってきた


父さんわかってるよ

じゃあ父さん母さんアン、行ってくるね


家から教会までは歩いて10分ほどかな

小さな街なのでどこに行くにもすぐに着く


今日はよろしくおねがいします!

教会に着き神官に元気よく挨拶する


おおタクトくん待ってたよー

さあこっちきてここの前にひざまずきお祈りして


言われるままひざまずき手を組み合わせお祈りした


ああ神よ…この子にスキルを与え正しき導きを…

神官がそう言うとピカっとタクトの周りが光りだす


おお無事授かったぞタクトくん!

ではどんなスキルか見てみよう…


神官が手鏡のような物をニッコニコでのぞきこむ

みるみる笑顔がなくなりうっすら涙を浮かべている


タクトくん…スキルがすべてじゃないぞ

スキルがなくとも剣は振れるし魔法も初級なら使える


じゃあ伝えるね

タクトくんが授かったスキルは…



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