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親戚の再婚で増えた身内が推してるアイドルだった件  作者: 一之瀬葵翔
第5章:地下アイドル、はじめました。
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相思相愛?!ラプソディ

どうも、かなりご無沙汰しておりました。

ちょっと裏で色々やっておりまして。

この作品も書き直すことにしました。

これで最終回となります。が!

設定をいじって新しい本作を作る準備をしています。

新しい本作の更新の際には…、定期的に投稿します笑

「ちょっ……母さん! いいのかよ、そんな」


「別にいいじゃない、家の中に入れるわけでもないし。あんたもずっとそこにいるわけじゃないんでしょ?」


「まぁそうだけどさ」


「いくら車で来たとはいえ、女の子を夜遅くに帰してなんかあったら私悔やんでも悔やみきれないし」


 そんな俺達親子のやりとりに割り込むかのような愛依子さんののんびりとした声。


「じゃあ、うちの藍那も泊めていただいていいですか? みんな一緒に寝るって滅多にないでしょうし。パジャマパーティみたいな感じでワイワイやるのもたまにはいいかな~って」


 ちょっと!それ!!一番やばいやつ!!!

 俺の焦りを知ってか知らずか母さんも


「もちろん!」


 なんて返す。

 どうすれば…どうすれば…。


「じゃ、魁人。あんた達は私がスタジオに泊まってけって言ってたのと、泊まる子がいたら準備ね。はい、行動」


「……お、おう」


 手を叩いてそう言った母さんに逆らえるはずもなく、俺はスタジオへと戻るのだった。




「…というわけで母さんが泊まってけって言ってるんだけど、みんな泊まるわけないよね~?」


 スタジオに戻って、流石にそんなことはしないよね? なんて感じでみんなに事情を説明したんだけど。


「お母さんがいいって言ってくれたら泊まる!」


 おめーのかーちゃんからとめてくれっていわれたぞ、あいな。


「営業時間越えるのに使わせてもらってもいいのかな? …違う、ここ営業施設じゃないから関係ない」


 めをかがやかせるな、りーだー。


「限界まで踊って、シャワー浴びて、魁人のくれたごはん食って、駄弁って寝る。いいじゃん」


 あんたはおもったとおりだよ、おねえさん


 …いかん、精神が退行していた。

 他の2人はどうだろうか、なんて思ったら


「あっ、歯ブラシ持ってないかも…」


「私、使い捨てのいっぱい持ってる」


「ホント! それもらっていい?!」


「みんなにあげるから大丈夫」


 もう泊まる気マンマンやないか。

 それでいいのかアイドル! なんかどっかでやらかしそうな気がするんだよなぁ。


「じゃあ、みんな泊まるってことでいいですかね……?」


 恐る恐るそう言うと


「「「「「お願いします!」」」」」


なんてそろった声。こんなんライブのリハーサルとかでやるもんなんよ。

 ははっ、と乾いた笑いを浮かべながら俺は泊まるための準備を、ロスヴァイセは三度練習を始めるのであった。






 そろそろ日付も変わろうかという頃。

 俺はまだスタジオでロスヴァイセたちの練習を見ていた。

 同じ曲でもステージと練習じゃ全く違う。

 ステージに立つ彼女たちはいつだって笑ってて、キラキラ輝いてる。

 でも、今はひたすらに泥臭い。

 息を切らせて、汗にまみれて、辛そうで。それでも必死に身体を動かす。

 初めてステージの裏側、というものを見た俺はその凄さに圧倒されていた。


「よし、今日はここまで。あとはクールダウンしたあと順番にシャワーで汗流して……寝るっ!」


 あやめさんのその一言で、ピンと張り詰めていたような空気が弛む。

 ふー、と大きく息をついてその場に座り込んだり、横になったり。

 おっと、その汗はあとで拭いといてくださいね。モップあるんで。


「あ、やべー。水なくなった。買いに行かなきゃ」


 絵梨さんがそう言ったのに気付いた俺はすかさずパシリを買って出る。


「あ、なら俺買ってきますよ。他のみなさんも欲しいものあったら言ってください。ついでに買ってくるんで」


「いや、そんなの悪いよ。自分で行くって」


「いえいえ、夜も遅いですし、俺の家の周りなんで1番知ってる俺が行った方がいいでしょ」


「でもさ、さっきもいっぱい買ってもらったし」


「そこはオタクとして当然なんで」


なんて問答をしていると藍那がそれに割り込むようにこう言った。


「私もコンビニに用あるから一緒に行く」


 おいいいい?! ちょっと?! 女の子?!


「じゃあ私も行こうかな? 水なら私が買ってくるからそれでいいでしょ? いこ、魁人くん?」


 そういうあやめさんに連れられて、俺と藍那とあやめさんの3人でコンビニへと向かうことになった。

 ……なんで?






 コンビニ帰りの道。

 結局全部俺が払った。

 オタクとして、こんな神イベ無銭とかマジで無理だわ。

 せめてこれくらいは……、なんて言ったら2人にすごく呆れられた。解せぬ。

 誰も何も話さず、黙々と歩く帰り道。

 いつかみたいに電柱の横、明かりに照らされた藍那が立ち止まる。


「あの…、さ。ホントありがとね」


「ん、何が?」


「なんか独立の時からそうだけどさ、ずっと魁人に頼りっぱなしじゃん?」


「……そうなる、のかな? そんなことなくね?」


「いや、絶対そうじゃん。お金出してもらったし、練習用のスタジオだって魁人の家だし」


「あ~、それはそうかも? ……でもまぁスタジオはあれじゃん。親父がほとんど決めてたし」


「それでも! 今私達がアイドルできてるのって魁人の存在が大きいの。私達だけじゃきっとあの日で終わってた。私達は絶望して、たぶん今も立ち止まってた。だから、ありがとう」


「藍那……」


「あとね、私を変えてくれてありがとう。いつもは言えないこともデイジーとしてなら言えるようになった。デイジーでいさせてくれてありがとう。わがままを受け止めてくれてありがとう。いっぱいいっぱい、ありがとう」


 下手に茶化したりしたらダメなやつだと思って黙って聞いてる俺。

 藍那が再び口を開こうとした時、後ろから声が聞こえた。


「……あのさ、そういう青春は私がいない時にしてくれないかな?」


「…えっ、あっ!ごめん!!」


「す、すいません!!」


 そうだ、あやめさんがいるじゃんか!

 あぶねぇ、シリアス時空に巻き込まれるところだった。


「まぁでも、本当にありがとうね魁人くん、藍那の言った通りだと思う。ロスヴァイセに出会ってくれて、デイジーを推してくれてありがとう」


「えっ、あっ、はい」


「私達は前に進んでいく。それで、いつか夢を叶えてみせる。その時までよろしくね!」


 そう言うとあやめさんは藍那の手を引いて先に歩いて行ってしまう。

 ……なにこれ?





 その後、なんだかんだあってささめさんのライブデビューが決まり、ロスヴァイセと対バンでステージに立ったのだが


「私の名前はメイリ―・シャイタン! 白き神話に敵対するもの!」


 なんて明らかにロスヴァイセを意識したとんでも設定。

 それにロスヴァイセが悪乗りして白と黒の戦いなんてギミックでわちゃわちゃやって。

 それがちょっとウケてお互いのファンが増えてWin-Winじゃん。なんて思ってたら


「みんなのおかげでアイリス・メーテルリンクでいられました!ありがとうございました!」


 とアイリスさんの卒業。からの


「黒く染まった私を迎え入れると言うの? 正気? …いいわ、気を抜いたら私が全て染めてやる」


 なんてささめさんのロスヴァイセ入り。


 そして、ロスヴァイセ新メンバーオーディションを経てそのお披露目と同時に……


「みんな、これからは新メンバー2人をよろしくね! デイジー・ヴァルキリーの神話はここで終わりです」


 そう、推しの卒業。


「本当に色々あった。でも、みんなが支えてくれたから続けてこれた。夢も叶った! 後悔もない!」


 色々な思い出を振り返る推し。でも、俺はまだその時じゃない。

 次で最後。本当に最後。デイジー・ヴァルキリーのトップオタ、さきがけ太郎の最期。


「いっぱいいっぱい、ありがとう! 初めてのライブで来た衣装、これで最後の曲を歌いたいと思います。最初で最後の作詞、最初で最後のオリジナルソロ曲です。……あ、でもみんながいっぱい買ってくれるならCDにして売るかも? ……なんて、ね。それでは聞いてください、デイジー・ヴァルキリーで相思相愛?!ラプソディ」


 さぁ、全部出し切りますか!!


これにて一応完結となります。


前書きで触れた新しい本作ですが、デイジー・ヴァルキリーのコスプレイヤー、声優、歌唱担当に紫月メリーさんをお迎えし、なんと2024年1月15日。

名古屋ダイアモンドホールにて開催されるライブでデイジー・ヴァルキリーのキャラソンである「相思相愛?!ラプソディ」を初披露します。


名古屋ダイアモンドホールって言うと声優の鈴木みのりさんとかfripsideさんとかがライブやったりするところなんですが、「デイジー」のデビューを華々しくしようとコネとかでなんとかしました。

当日も名古屋のテレビ収録入るので、頑張って宣伝してもらおうかと思います。


リハビリがてら短編を何本か書いて、途中で音声作品制作したりして、その後新しい「親戚の再婚で増えた身内が推してるアイドルだった件」が始まります。

もちろんこれもボイスドラマ化します。


その前にどっかの出版社様が書籍化!コミカライズ!その他諸々!っておっしゃってくだされば全力でそれに乗っかります!!

全然これを基にしたバージョンで書き直しますし?


物書きというより、色々「創る」のが好きな人間で色々ふらふらしてましたし、時間もかかりましたが。

ひとまず書き終わりました。

長編は向いてないとわかったので、今度はきっちり10万文字とかで完結できるようにしっかり練って、だらだらせずにやっていきたいですね。


書きたいものはたくさんあるので、短編で様子見して、長編にしたりとか。

他の制作との兼ね合いもありますからマイペースで進めていきます。


最後の最後まで読んでいただいたみなさん、ありがとうございました!

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