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親戚の再婚で増えた身内が推してるアイドルだった件  作者: 一之瀬葵翔
第5章:地下アイドル、はじめました。
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大事な話なんだけど

どうも。

何度目かの繁忙期にどうやら入ったようで、毎日が忙しいです。

みなさん、体調崩されてませんか?

 一旦練習が終わって、一息つこうと思ったところでの魁人の差し入れ。

 これで完全に休憩モードになったロスヴァイセ達は差し入れのものを食べて、食事休憩に入った。

 しばらく談笑し、ここで芽依はお別れ。魁人が用意したついたての向こうで着替えをし、家に帰っていく。

 玄関まで見送った魁人が、スタジオに戻ると大事なことを切り出す。


「ささめさんも帰ったことだし、スタジオについて話がしたいんですけど大丈夫ですか?」


 朗らかに話していたロスヴァイセがはっ、と気が付くと正座して魁人に向き合う。


「ええ、大丈夫よ。それで…どうかしら。貸して…もらえるかな?」


「さっきも言いましたけど、条件次第ですね。まず、確認したいんですけど使うのは全体で集まる時だけですか?それとも個人練習の時にも使います?」


「一応全体で集まる時だけのつもりだけど…。みんなもそれでいい?」


 あやめと魁人が軽くやり取りをして、みんなに確認を取る。

 すると、藍那がこう言った。


「え~、私個人練習もしたい。こんないいところ滅多にないもん」


 藍那の言葉に他のメンバーも次々と口を開く。


「そうだな、確かにこれくらいのところ借りようとすると他だと結構高いよな。たぶんだけど」


「個人の家のスタジオだからすごい使いやすさもあるもんね。スタジオの中にトイレとシャワーあるのって普通にすごくない?」


「正式にここ借りるってなったら、汗流して帰れるのかな?」


「じゃあ、みんな個人練習もしたいってことでいい?」


「うん!」


「おう」


「そうね」


「したいかな?」


 ロスヴァイセの言葉を聞き、魁人は次にこう切り出す。


「俺も俺でやることはあるからさ、全体練習で1日は空けるとして、他に何日も空けられないから。毎週何曜日の何時からってので週2日か3日くらいで抑えてくれると助かるんだけど。あと、シャワー使うとガス代かかるけど大丈夫?」


「わかったわ。じゃあそれは決まったら連絡する形でいいかしら?」


「いいっすよ。親父が契約書作ってきたみたいなんで、誰か契約書に名前とハンコお願いしますね」


 魁人とあやめがぽんぽん言葉を投げ合って、意外とあっさり物事が決まっていくが、大事なことに触れていない。

 それに気付いた藍那は2人の間に割って入る。


「ねぇ、ちょっと」


「どしたの藍那?」


「大事な話なんだけど、スタジオのお金って…月いくら?」


 しまった、それがあった!と気付くあやめ。

 大きな額請求されたら諦めるしかない。

 でも、うちのヲタクだから空気読んでくれるはず…!と思いながら魁人の方を見る。

 すると、魁人は悩みながらこう言った。


「いやー、これ難しいよね。電気代とシャワー使うならガス代、あと俺の手間賃くらいは最低限欲しいんだよ。ただ、いくらかかるかってのがその月によって違ってくるじゃん?決まった額もらって、それ以上かかったら赤字だし、それ以下だったら取りすぎだし」


「魁人の手間賃はいくらくらいなの?」


「別にそんな取るつもりはないよ?月3000円くらいでいいし」


 その言葉に驚く一同。

 それもそのはず。このクラスのスタジオだったらだいたい1時間2000円くらいはする。

 例えば週3回、3時間ずつ練習すると毎週18000円、月にして72000円はかかる。

 だから資金的にスタジオで練習するのは週に1回くらいが限界だった。

それが週3日、3時間ずつ、シャワー付きで最低3000円+電気、ガス代でいい。

 その条件はかなり得。ここで決めておきたい。

 そんな気持ちを察してか、藍那が一気に畳みかける。


「ならさ、魁人。例えば今月ここでかかった電気代とガス代って来月に請求くるじゃん?その金額に3000円足して、魁人に渡したらどう?」


「あー、それな。それ確かにいいよな。ちょっと親父に聞いてみるわ。月いくらって想定してると思うから、それでいいか一応確認取っとかないと」


「そうね。明日にでもDMちょうだい?すぐ返すから」


 このやり取りを聞いた絵梨が、ここでとんでもないことを口走った。


「なぁ、わざわざDMするくらいならお前達親戚なんだし連絡先交換すりゃいいじゃん」


「「…えっ?!」」

仕事は忙しいですが、なるべく隔日更新は崩さないようにしていきたいと思います。

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