表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
親戚の再婚で増えた身内が推してるアイドルだった件  作者: 一之瀬葵翔
第4章:偶像とはアイドルだけにあらず
31/49

は、はじめまして。

ギリギリですいませんです!!

 初めてのASMRで寝落ちをした翌日。

 魁人は学校帰りにカトラリーをぼんやりと見ていた。

 通知を示すベルの右上に赤い点、まだ見ていないお知らせがあったため、すぐに確認すると待ち望んでいた通知がきていた。


 みゅー。:明日の午後22時から久しぶりに配信します。お時間合えば、ぜひ…。


 午後22時って!普通に22時でよくない?!

 なんて一瞬思ったがそんなことよりも配信だ。配信だ。もう1回言うぞ、配信だ。

 カトラリーを初めて4日目。ようやくおすすめされた人の配信にいける。

 ワクワクしながら魁人はその時を待つのであった。





「おっ、きた!」


 食事、風呂、その他諸々…。色々済ませてあとは寝るだけとなった魁人のスマホに届いた通知。

 みゅー。さんが配信を開始しました。

 イヤホンをつけたあと、その通知をタップして、配信ページへと飛ぶ。


『みんなこんばんは~。お久しぶり、だね。元気してましたか?』


 黒狼おすすめの配信者、なのに非常によく聞いたことのある声。

 具体的にはライブハウスとかで非常に最近よく聞くことが多い声。


「んん~?えぇ…?これって?」


『えーさん、びいさん、しーさん、あと…さきがけ太郎さん。え、さきがけ太郎さん?!』


 この反応で察する魁人。間違いない。アイドルだ。


『さ、さきがけ太郎さんは…初見さん、ですね。初めまして、みゅー。です。声優目指して、レッスン受けたり、ライブハウスで歌ったりしてます。よろしくお願いします』


 あっ…、あの子だ。逢沢美優ちゃんじゃないですかー(白目)

 そう思いながらも覚えたばかりの自己紹介を返す。


 はじめましてー。

 名前:さきがけ太郎

 性別:男

 ゴリゴリのアイドルヲタクです!


『さきがけ太郎さん、自己紹介ありがとうございます。そうですかー、アイドルのヲタクさんですかー。私、ライブハウスで歌う時、アイドルさんと一緒になることが多いんですけど…。私のことわかります?』


 言っちゃっていいの??

 え、でも知ってるか聞かれてるし…。

 迷いながらも魁人が返したコメントは…


 あ、はい。

 うちの推しがお世話になってます…。


 であった。


『やっぱりー!さきがけさんだー!いえいえ、こちらこそすごくお世話になってます!でも、なんでここにいるんですか?新しい推し探しですか?え、推しのあの子に言っちゃいますよ??』


 お互いがお互いを正しく認識した瞬間、いつもと同じ感じで接するみゅー。こと美優。

 この間にも、もちろん他のファンとのやりとりはしているから魁人だけ特別扱いされているわけではないが、他の人とは違った接し方にファンの1人が質問を投げかけた。


 さきがけ太郎さん、お知り合い?

 そのコメントに美優はこう返す。


『うん、なんとね。この人私がリアルでの活動の時に、お世話になってるアイドルさんがいるんだけど。そこのファンの人なんですよ。めちゃくちゃすごい人でね、いっつも推しさんのライブ盛り上げてくれるの』


 確かにめちゃくちゃではあるが、すごくはない。

 そう思った魁人だが、褒められて嬉しくないわけではない。

 他のファンのそうなんだー、などと口々に感想を述べる。

 ここで感じたのが、あっなんか物販で話してるみたいだな、といった気持ち。

 このあと配信終了までずっとみゅー。のところにいた魁人、覚えたてのASMR枠での寝落ちをすべく色々探すが、ピンとくるものはない。

 この日は少し落ち込んだ気持ちで眠りについたのだった。




 この日以降、魁人は配信をもう少し注意深く見るようになった。

 ファンのコメントによる空気感など、自分の知っている現場に近いものを探すかのように。

 そして、ロスヴァイセから与えられたこんな配信が好き、に対する自分なりの答えを見つけた。

 それを伝える日は、もう近い。

たぶん次で第4章終わりです~。

第5章のネタどうしよう笑

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ