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親戚の再婚で増えた身内が推してるアイドルだった件  作者: 一之瀬葵翔
第2章:迫りくる時間
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特別な時間

第2章終わりです。

今月第3章の頭は出したいな…。

「すごいに決まってるじゃない!スピーカーが4つあった時点でそうだとは思ってたけど、普通にライブハウスの音響設備とほとんど同じなのよ?」


 なんて言ってはしゃぎながら機材側から見たスタジオの景色をスマホで撮影し始める藍那。

 もしかしてここSNSにアップするつもり?やめて?普通に自宅バレだから!

 あと機材についての説明を!


「藍那、写真撮ってもいいけど絶対ネットに上げんなよ?あとこれなんなのか教えて欲しいんだけど」


 俺の言葉で我に返ったのか、ぴくっと体が反応した藍那はスマホの操作をやめるとこほんと咳払いをして説明を始める。


「えーっと、これがCDの音楽を再生する機械ね。CD入れるところが2つあるからこういうのはデュアルCDプレーヤーって言うの。更に言っちゃえばこれってDJが使うようなタイプだからDJ用CDプレーヤー、CDJプレーヤーのデュアルタイプね」


 機材の左側のCDプレーヤーっぽいのはやっぱりCDプレーヤーだったか。

 しかもDJ用のやつとかなんでそんなん買ってんだろ親父。


「へぇ~、CDJプレーヤーね。じゃあ横のは何?」


「これはミキサーね。スピーカーやマイクの音を調節するやつで全体的によく聞こえるように調整するのよ。たまにミスってハウリング、キーンってなるあれね、あれが起きたりするんだけど」


「え、じゃあもうスピーカーもあるし下にマイクあるからライブできんじゃん」


「ちょっと待って!マイクもワイヤレスじゃない!もうここホント普通にライブできるわよ、PAいればだけど」


 流石にワイヤレスはわかる。ケーブルが繋がってないマイクのことだな。

 こう考えるとうちのスタジオってすげぇいいスタジオなんだな。

 なんて思ってるとスタジオの扉が開く音がする。


「こんにちは~。藍那、魁人くん、いる?」


「こんちわーっす。マジでさきがけいるじゃん。ウケる」


「藍那お疲れ様~、さきがけくんお邪魔しまーす」


「…こんにちは。初めて通る道ってなんでこんなに緊張するんだろう」


 口々にそう言ってスタジオの中に入ってきたのはなんとびっくりロスヴァイセのメンバー。

 最初にリーダーのアイリスさんことあやめさんが入ってくると次にいつもと変わらない感じでエリスさん。

 3番目にメリッサさん、最後にテンション低めで入ってきたのがルナさんだ。


「みんなお疲れ~。どうよここ。めっちゃよくない?」


 そんな4人を手を振って迎えるのが俺の推しデイジーちゃんこと我が親戚、藍那。

 ちょいとお前さん達?なんで俺の家知っているんだい?

そんでなんでスタジオに入ってきてんの?

 

「いきなりごめんね?今日いつもだったらレッスンの日なんだけど、今後のこともあるからレッスンやめてみんなで集まろうって話してたのよ。そしたら藍那からみんなに連絡が来てね?」


「さきがけくんの家にスタジオがあった。みんな集合!って住所が送られてきたの。だから私の車で…。私こっちの方来たことなかったからナビがあっても怖くて怖くて…」


 なんて説明をあやめさんとルナさんから受けるんだけど…。

 流石に家来るのはダメでしょ?

 ちょっとマジでなんで俺の家に来たのか理由を教えてほしい。


「あのさ、今回めっちゃ魁人に助けてもらったじゃん?お金はもちろん返すんだけど他に私達に何かできることはないかな?ってみんなで話してたのね。そしたら観客が魁人1人だけ、魁人の好きな曲しかやらないスペシャルライブやろうって話になって。流石にライブハウス借りるのはお金かかりすぎるからスタジオで…って思ってたらちょうど家にあったから今日しかないよねって」


 ハテナマークが3つほど浮かんだ状態でぽかんとしていると藍那がそう教えてくれた。

 なるほど。そんな理由があったのか。

 いや、別にそんな特別にお礼されるなんてことはないんだけど…なんて思いつつもちょっと嬉しい。


「流石に本気でやると他のファンにも申し訳ないから、ちゃんとスタジオ借りたとしても衣装着たりしてガチなライブはできなかったけど。カラオケ感覚で歌うだけの簡単なライブならね」


 それはそれで逆においしいから気にしないでくれたまえ、藍那くん。

 なんて説明を受けている間に他の4人がマイクを繋いだみたいで音をチェックしてる。


「あーあー、チェックチェック。チッチッチッ…」


 あやめさんが声を出して音の確認をしているのを見ると目は真剣そのもの。

 1人の歌い手としてのこだわりがそこに見えた。

 そうそう、最近知ったんだけどマイクって音が出るかの確認の時に叩いたらダメなんだって。

 普通に壊れるらしい。だからこうやって声でチェックするみたい。

 チッチッチッって舌打ちを繰り返すのは初めて見たけど。


「さきがけくん?それとも魁人くんって呼んだ方がいいかな?改めまして、メリッサ・ネクタールこと川上璃紗です」


「エリス・パンテオンこと平山絵梨」


「ルナ・アルテミスこと加藤瑠菜よ。今回は本当にありがとう」


 うーわー、メンバー全員についに本名ばれましたわー。

 ついでに住所までがっつりいかれましたわー。

 でもメンバー全員の本名も知ってるし、これでおあいこだよね!

 こうして中の人の名前を聞くとあれなんだな。

 藍那以外全員芸名は本名をもじったり苗字変えたりしてるんだな。


「いやいや、ロスヴァイセがなくなるのは俺も嫌だったんで」


 なんて軽く言葉を返す。

 ここで改めてメンバー1人1人をよく見ると、ステージの時とは色々違ったりする。

 例えば髪型だとアイリスさんは明るめ茶髪の外はねボブなんだけど、あやめさんは黒髪ロングストレート。

 髪型で言うと同じロングなんだけどアレンジはその時によって違うメリッサさん。

メリッサさんの髪は水色で、璃紗さんはラベンダーグレー。

 エリスさんは赤髪の前下がりショートボブだけど、絵梨さんはアッシュブラウンの髪をウルフカットに。

 ルナさんは金髪ロングストレートで瑠菜さんはグレージュのセミロング。

ちなみにデイジーちゃんだけは茶髪のロングストレートで変わらない。


更に言うとみんな今日カラコンつけてない。

色付きのカラコンで色々目の色を変えてるんだけど、今日は全員純日本人、といった感じの黒目。


「ちょっと!何じろじろ見てんのよ!」


 なんて藍那からツッコミが入るけど、仕方ないだろ!


「いや、マジでロスヴァイセが全員家にいるんだなって…」


 半分嘘です。

 みんなのスタイル見てました。だってみんなすごくスタイルいいんだもん。

 まず前提条件としてみんな太ってはいない。

 そして貧乳がいない、最高。とは他のオタク談。

 そのオタク曰く、1番小さいのがエリスだけどそれでもCカップはある。

 そこからアイリス、デイジー、ルナ、メリッサの順に1つずつ上がっていく。

 身長はデイジーが1番小さくて、次にルナ。

 アイリス、エリス、メリッサの順に上がるけど、メリッサさんもそこまで高いわけではなくて162㎝とからしい。物販の時は動きやすさじゃなくて、衣装全体の見栄えのためにちょっと底が高い靴はくから身長高く見えるけど。っていつか本人が言ってた気がする。

 まぁ胸のサイズなんて本当かどうかわかんないんだけどね!


「魁人が助けてくれなかったら、こんなことは絶対しなかったし。更に言えば魁人と身内になってなかったら助けてとも言わなかったわ。だから、ある意味お母さんのおかげよね」


 なんて藍那が感慨深げにそう言うとみんなも納得する。

 そこにあやめさんが声をかけた。


「お待たせ~。みんな、準備できたよ」


 その呼びかけに反応してマイクを取りに行こうとするみんな。


「アタシのマイク何番?」

 

 なんてエリスさんが言えば


「今日はレンタルスタジオじゃないのよ?番号なんてないの。右からエリス、私、デイジー、ルナ、メリッサ」


 とアイリスさんが返す。

 準備ができた、って聞いた瞬間からそこに中の人はもういなくて。

 見た目は少し違っても間違いなくそこには俺の大好きな、夢に向かってひたむきに走るアイドルがそこにいた。


「私達の世界へようこそ!1人1人が女神さまっ、ロスヴァイセ。スペシャルライブ、始めまーす!」


デイジー・ヴァルキリー

一之瀬藍那いちのせあいな


アイリス・メーテルリンク

鳴海なるみあやめ


エリス・パンテオン

平山絵梨ひらやまえり


メリッサ・ネクタール

川上璃紗かわかみりさ


ルナ・アルテミス

加藤瑠菜かとうるな


です。

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