魔物の大氾濫3
レオンは冷静な性格。
カインは丁寧な性格。豪快。
ユウエルはおちゃらけた性格。かるい。
エルザはしっかり者。心配性。
セーネは夢見がち。頭はいい。
冒険者は粗野。豪快。
騎士はしっかり者という感じです。
大氾濫の翌朝目が覚め、ベッドから降りようとして思いっきり倒れこんでしまう。
昨日動きすぎたことによる筋肉痛。無理を重ねたせいで若干痛めた手足の筋、急激なレベルアップによる体のコントロール不能による3つのことが重なったからだ。
身体能力はそこら辺の一般兵どころか、かなり熟練の戦士と力勝負ができるほどまで高まった。
成長力は他の人の4倍なのだ。
今は5歳もうじき6歳になるころだ。
つまり成長は22,3歳レベルにまでなっているのだ。
いや、赤ちゃんの時からの成長ブーストがかかってるためもっとかもしれない。
ベッドから落ちた時に思った以上に大きな音がしたのかもしれない。ドタバタと走ってくる音が聞こえた。
勢いよくドアが開けられエルザが飛び込んできた。
「レオン、大丈夫」
「大丈夫だけど動くのがつらいな。昨日動きすぎたもの。」
「そうね、昨日すごい活躍したんですってね。みんなが噂していましたよ。」
「どんなふうに?」
すごく気になる。
「神童とかですね。ええ、まさにその通りです。」
感心しているがやめてほしい。
前世の記憶を持っているだけで神童ではないのだ。
っあ!!神様にあってたな。う~んどうなんだろう?
「今日はゆっくり休んでいなさい。」
その言葉は嬉しい。
今日は休もう。意外に昨日の戦いで疲れてたみたいだ。
戦っているときはアドレナリンでも出て、疲れ、痛みを抑制していたのだろう。
気が抜けると体が痛いことに気づく。
いつの間にかエルザは部屋から出ていた。
やることも特にないので魔力を練り、ステータスを見ながら時間をつぶす。
「ステータス」
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Name:レオンハルト・レンフィールド(冷泉 伴憲)
Skill:幸運lv3
成長力アップlv2
直感lv5
スキル強奪lv-
魔力回復速度uplv1
4属性魔法lv1
剣術lv2
サバイバルlv1
嗅覚上昇lv3
斧術lv2
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相当な数のスキルだ。
しかも大半はlv2以上だ。つまり上級者のレベルまで達しているのだ。
そういえば今回魔法を使わなかったな。
そのせいなのか魔法関係のスキルは軒並みlv1だ
次からはもっと取り入れるようにしないとな。このままだと脳筋へまっしぐらだ。
今回の反省点を振り返りながら時を過ごす。
部屋の中はポカポカと暖かく、人を夢の世界に連れて行こうとする。
目を閉じてまどろみかけたところに、急に扉が開かれる。
足音は聞こえたのだろうが、意識の大半が奪われていたためまったくわからなかった。
こういうところもまだ甘いといわれる原因なのだろう。
「起きていたのですか」
部屋に入ってきたのは、カインさんだった。
まだ軍装のままでところどころに血がついている。
「ようやく、魔物の死体の後片付けが終わったんですよ。本当にへとへとです。これですべての後処理が終わりました。これで今回の大氾濫は終わりとみていいでしょう。」
「今回は被害はどのくらいだったの?」
「レオン様のおかげでだいぶ被害を減らせました。騎士団は1割冒険者も3割程度の被害で済みました。本当は倍ぐらい出るはずだったのですが、レオン様がボスを引きずり出してくれたおかげで早めに統率を失わせることに成功しました。今回一番活躍したのは、レオン様でしょう。」
「僕は大したことやっていないよ。ゴブリンリーダーもたおせなかったし・・・」
「ゴブリンリーダーはあれでも中級の魔物です。死なないことそのものがすごいのですよ。あとここに来た理由は報告ともう一つ魔石を渡しに来ました。」
そういうとカインさんは腰にある袋に手を入れごそごそやったかと思うとキラキラするものを投げてきた。
それを慌てて受け止める。
「それが今回のゴブリンリーダーの魔石です。」
そういわれて手のひらをのぞき込む。
鈍色の半透明な宝石が手のひらに転がっている。
力が宝石から立ち上るようだ。
無機物のはずなのにほのかに暖かく感じられる。
「ありがとうカインさん。大事にするよ。」
カインさんはずっとニコニコしていた。
被害が少なかったのがうれしかったのだろう。
「今日町におりませんか?お母さまの許可は取っています。」
「なんで?」
「騎士たちも冒険者も今回活躍したレオン様に会いたがっています。決死の戦いだったわけですからね。みんな感謝しているんですよ。」
なんだかどんどん話が大げさになっていっているような・・・
そんなわけで夜。
身体も何とか動くようになり、生暖かい風に頬を撫でられながら酒場まで行く。
戦勝祝いにみんなで酒場を借り切ったらしい。
今の僕の服装は一般人が着る普通の服装だ。何でできているのかはわからないがごわごわで首のあたりがチクチクする。着心地は悪い。
普段は家にいるときは部屋着、外に出かけるのは軍装と普通のふくは家になかったようだ。
カインさんが小姓にひとっ走りさせて買いに行かせたらしい。
目立たない服装で寄りの道を2,3人の護衛とともに歩く。
しばらく行くと、かすかに風に乗って大騒ぎしている音が聞こえてくる。
どうやらこの先に酒場はあるようだ。
さらに3分ほどで見えてくる。
酒場はまさにイメージ道理の薄汚い建物だった。
中から酒の匂いも漂ってくる。
意を決して中に入る。
中に入ると酒の匂いもどんちゃん騒ぎの音も一段と強くなる。
たくさんのひと。およそ150人ぐらいの人がどんちゃん騒ぎをしている。
ふと誰かがこちらに気づいたのか、声を上げる。
「英雄が来たぞ!!」
その声にこちらに視線が次々と向く。
恥ずかしさで顔が真っ赤になりそうだ。
なんていうのか事前に考えていた言葉も頭からきれいさっぱり抜け落ちる。
そこでカインさんがやってきて助け船を出してくれる。
「さぁ、みんな英雄のお出ましだ。拍手で出迎えてくれ。」
ばらばらと拍手が巻き起こる。
カインさんが稼いでくれた数秒で必死に頭を働かせる。
若干震えながらもいう。
「皆さん、今日は私をこんな素晴らしい宴に招いていただきありがとうございます。皆さんのおかげで今回はこんないい成果が出たのです。今回の英雄は私たち全員です。私たちがこの町を守ったのです。今日は明日のことを忘れて、身分も関係なく思いっきり楽しみましょう。」
盛大に起こる拍手。さながら町全体が震えたような大きさだ。
そのまま中心の方に引きずり込まれもみくちゃにされる。
様々な声がかけられる。
「坊、よくやったぜ。」
「かっこよかったぜ。」
「貴族がこんな感じだったらいいのにな」
「あんただったら一生ついて行くぜ」
「次の領主になってほしいな。」
「あら、いい子ね。抱きたいわね」
さっ、最後のは誰だ・・・
酒場の瓶も次から次へと開けられ、腹に消えていく。
途中で飲まされそうになったが全力で断る。頭ができていないのにアルコールで壊されたらたまらない。
まだ5歳なのだ。
飽くこともなく続けられる宴。
宴は夜が明け、東の空が新しい白い光を映し出すまで続いた。
俺も睡眠不足に、空中に飛んだアルコール分などによりふらふらになっている。
転生後でこんなに起きていたのは初めてだ。
みんなそれぞれの家に戻る。
僕も騎士たちに連れられ戻る。屋敷はひっそりと静まり返り自分がどこにいるのかも正確に認識できないままベットに潜り込む。
初めのほうのを読み返すと下手に感じる(;^_^A汗




