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平穏な日々

忙しすぎます・・・


 今日は、てんこ盛りだ。

朝というには遅いぐらいの昼間に近い時間屋敷の裏に行き、ユウエルのところに行く。


「昨日は何があったんだ?」


「魔法を教えてくれる先生との顔合わせをしたの。学校に入るために、魔法は使えないといけないからね」


「おぅ、随分早いな。」


「?」


「ほかのガキは8歳ぐらいからだったぜ。魔法の勉強を始めるのが。」


「なんでだろう?」


「才能をみこんでじゃないのか?」

「僕にそんな才能ないよ。」


「嘘つけ、才能のかたまりが」


 頬をぐいぐいつねられる。


「俺は貴族だ!ひかえい」


「ハイハイ、威厳ないですよ」


 俺には威厳がないのか!?




 気を取り直して訓練を始める。

ひたすら、注意をされたことをやり続ける。

一度言われたことは二度と繰り返さないように、一回一回に最新の注意を払いバルディッシュを

振っていく。

初日に比べると体のぶれも少なくなり、安定して振れるようになってきた。

やればやるほど成果が出る、この世界は本当に楽しい。


「ところでレオンはセーネさんと会ったのか?」


「もちろん、魔法の先生だもん」


「そ、そうか。きれいだとはおもわなかったか?」


 ユウエルの顔が真っ赤になっている。

たぶん、惚れているんだろう。でも気づかないふりをする。


「ウン、とってもきれいだと思う。将来結婚したい。」


 子供のいたずらでからかう。でも半分は本気だ。

かわいそうなぐらいうろたえてしまっている。


 横でニヤニヤしながらバルディッシュを振り続ける。

なんか途中から、無茶苦茶厳しくなったような。

一万回振れとか、ただの八つ当たりだ。



 さて、地獄の特訓が終わったところで、セーネのところへ行く。

後ろから厳しい視線が刺さってるがむしする。


「レオンだよ。入っていい?」


「どうぞ」


 ドアを開け、中に入る。

午後の柔らかい日差しの入り込む部屋の中にはいる。


 部屋の中はポカポカしている。

少し暑いぐらいだ。

それでかセーネの頬も少し赤くなっている。



「それでは、魔法の勉強を始めるわよ。」


「よろしくお願いします。セーネさん。」


「セーネでいいわよ。それじゃレオンあなたに質問するわ魔力とは何?」


「体中をめぐる血みたいなものです」

「うん、あってるわね。それじゃどうやって魔法を使うの」


「魔力を込めながら想像をすると魔法が発動します。」


「は、話が早いわね。まるで、魔法を使えてるみたいね・・・エルフでも自分で魔法を使えるのは、10年に一度の天才ぐらいなのに・・・」


「人だと?」


「これまで一人もいないわね。あなたは使えるの?」


 やっべどう答えよう?

完ぺきではないし使えないといっておこう。

でも、俺って不世出の天才ってことになるな。


「使えないよ。でもエルフってすごいね。」


「ええ。里にいたころはわからなかったけど、みんな人じゃ追い付けないような境地にいたのね。エルフは魔法はとても卓越してても、身体能力は低いけどね。」


「なるほど」


 魔法に特化した種族ってことか。


「それじゃまず魔力を感じるところから始めるわよ。胸を出して、そこから同調してあなたの体に送り込むからね。」


「うん」


 そういうとセーネは胸に手を当てて集中し始めた。



 !!!!

セーネが突如目を大きく見開き、驚愕の表情で見つめてきた。


「あなた、魔法を使えるのね。」


「うん、ごめんなさい」


「怒ってるわけじゃないのよ。ちょっと動転してしまって。なんで黙っていたの?」


「人族じゃ、魔法を自分で使える人は誰もいないのに、変だと思われるのが嫌だったの」


「そう。確かにね。でも安心して。私は誰にも言わないし、エルフじゃそこまで珍しくないもの」


「うん信じるよ。でもなんで使えると分かったの?」


「魔力感知というスキルで感じられたのよ。エルフは全員持っているは。それにエルフの中でも上位何番目っていう莫大な魔力があったもの。なんとなくわかるは。人じゃなくてエルフだとしてもこの魔力量は驚愕されるレベルね。あなたが隠したいといったのも分かるわ。…そうなるとはじめは、精密コントロールから教える必要がありそうね。魔力を増やすのは今更って感じだし…」


「魔力って、使えば使うほど増えるの?」


「そうねでもほとんどわからないレベルでだけど」


 嘘だろ!! 使うたびにガンガン上がっていったぞ。

おそらく子供のころから使っていったのと、成長力アップのスキルのおかげかな?

でも今でも魔力の成長は止まるところを知らないしね。


「今でも、成長してるって感じられんだけど・・・どういうこと?」


 セーネがあきれながら答える。


「どんだけ早くから使ってきたのよ… 魔力が固まる生後一年にどれだけ鍛えたかでのちの成長量が変わるのよ。成長するのが認識できるってレベルになると… 覚えてないだろうけど」


 生後1週間後あたりからです。覚えてます。

なんか、言葉と言葉の間が結構空いてる。かなりあきれてるようだ。


「なんかあなたを教えるって身構えてたのがバカみたい。他の兄弟と差が歴然としてるわね。他の兄弟は100言っても1理解できるかってレベルだったんだけど。」


 そこまでアッパラパーだったのか。


「さて、教えがいがあるわね」


 そうして魔法の訓練が始まる。



「もっと自然と一体化してると考えて。ミリ単位の制御よ。魔力を止める、曲げる、変質させる」等々…


 かなりのスパルタだったのだが、そのおかげで魔力制御のアラも目立たなくなってきた。

一度覚えたものを治すの倍以上に大変だな。

かなり覚えが悪い。

武術の方はスポンジのように吸い込めるのに、魔術はコツなかなか覚えられない。

前世やっていたかの違いだろうな。


「ほんとに教えやすいわね」


 セーネが嬉しそうにしている。

そうか?前が悪すぎただけだと思うぞ。

セーネとの魔術の訓練は厳しいものの、楽しくやっていた。

?? 武術もちゃんとやっているぞ。ユウエル元気が無くなって、なんか性格も暗くなってるけど…

俺のせいではないはずだ…





 突如平穏な日常は敗れ去った。








「大変だ~~!!!魔物の大氾濫が起こったぞ~~」


「「「「「!!!!」」」」」


 冒険者グループの一人が叫びながら町に戻ってくる。

町は突如大騒ぎとなり、喧騒が絶えなくなった。










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