1-5 開幕戦
「ガラッ」…よし!
俺は校長室を出て、駆け足で窓に行った。窓から中庭を見ると何人かの人がいた。
あいつらを標的にするか…
俺は中庭に向かって歩きだ…キーンコーンカーンコーン
「ズルッ!」
俺は漫画のような感じで大きく転んだ…
締まらないなぁ…
俺は急いで教室に向かうことにした。
教室に着いた。
さっきの地雷のことが俺の頭によぎる…
「開けるの恐いなぁ」
「ガラッ」
特に何もなく入ることが…「チュドーーン」
俺の両足に致命的なダメージが与えられた…
爆発音にも負けない声で叫ぶものまで出てきた。
いや叫ぶというよりは喜ぶか…
「今度は成功だっ!やったぁー」
「六花…てめえ…」
「ナハハハハ、六花ナイス!」
「烈ー!てめえまで!」
「ガラッ」「席につけー授業やるぞー」
タッタッタッタッ「おい!てめえら俺を置いてくな!」
俺は足が使い物にならないのでほふく前進で席に向かった。
左側の席の六花がニヤニヤしながら話しかけてきた。
「ねぇーねー、あんたさぁー校長に呼び出し食らったんでしょ?何て言われたのー?ねぇーねー?まさか退学!とか言われたのー?」
俺はイライラしてキレ気味で答えた
「ああ!そのまさかだよ!」
「まじで!?ブフゥー、傑作!」
右側の席の烈は吹き出して笑った。
「ただーし!条件付きだけどな!課題をクリアすれば大丈夫です!」
「チッ、」「チッ!、」
両サイドからシンクロ舌打ちが聞こえた…
「お前らそんなに俺のこと嫌いか…」
「で、その条件てなんなのよ?」
「ああ、詳しい期間は言われてないけど三人のスキルホルダーを倒すことだ!」
すると間髪いれずにまたもや両サイドから同時に肩をポンっと叩かれ、
「ドンマイ」「ドンマイ」
「諦めた目なんかするな!こんなもの余裕だ!」
「(あわれみの目)」×2
「もういいわ!」
キーンコーンカーンコーン、
ようやく終わった!行くぞ!
俺は中庭に向かって走った。
走りながらチラッと窓から中庭を見てみると、さっきのオールバックの先輩1がいるではないですか!
「さぁて」ニヤッ
「あぁん?なんやわれぇ?」
「俺とスキルバトルしようぜ!」
「おめえはさっきのスキルゼロじゃねえかよ、雑魚がまた俺に擬死させられたいのか!?」
「そうだな、出来るもんならな(笑)」
「上等だぁぁあ!!!」
スキルバトルとは、スキルを使って戦うそのままの意味である!基本的にはとどめはスキルを使うという原則がある。
「今回は、俺はスキルゼロだからとどめにも体術おけーということで!」
「いいぜぇ!そんなぐらいじゃあ差は埋まらねぇよぉ!」
公式なスキルバトルは学校に申請しなければならない。そこで、ケータイでピッと押すと、申請出来ちゃうわけですよ!
校内放送が流れ始めた〈ランキング126位アイスキャノン 藍崎 芳樹!!〉
〈続きまして。ランキングビリ! スキルゼロ!最弱! 海崎 竜!〉
「嫌みか!この野郎!」
〈バトル開始まで5秒前!4.3.2.1…〉
外のバトルアナウンスを聞きながら、一枚の成績表を読んでいた校長、
「しまったねぇ、このままじゃあ本当に退学取り消しになってしまうな…」
その紙には海崎 竜の入学試験の結果が書いてあるようだ。
この高校特有の試験もあるため苦戦する人がたくさんあるようだ。
海崎 竜
学力284/316位 身体能力98/316位…
対人戦闘能力1/316位
先輩1は、大きな氷の弾を俺に向かってる撃ってきた。
俺はその氷の弾に向かって走り出した!そして地面を膝で滑りスレスレを避けたのだった!先輩1はギョッとしたが落ち着いて低い姿勢を保った俺にまた氷の弾を撃ってきた。「ズドン!」砂煙が大きく広がった。先輩1は俺を見失った。
「どこいきやがったぁ!このやろぉお!」
先輩1の上の空が急に曇った、先輩1は不自然に思い上を見ようとしたとき!
「ゴッ」
脳天に重々しい踵落としが決まった。
「バタッ」
「ふん、雑魚は、どっちだ…」
見事に先輩1は気絶して仰向けに倒れた。」
〈Winner 海崎 竜!!〉
俺の名前を呼んだ校内放送が轟いた。