表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
一位な彼女とビリな俺  作者: ちゅう助
一章・ビリからの脱出
4/10

1-3クラスkill

「殺す気か!」

三十分立ってようやく気絶状態から解放された竜、その竜に畳み掛けるように先生が、

「うるさいですよー、席に座るか、静かに気絶するかどっちかにしてくださいねー。」

このいかにも、真面目です。という見た目の先生は松田 高次たかつぐだ。眼鏡に七三分けの真面目で優しい先生を体現したような人だが、先生もスキルを使えるようになっている。先生のスキルはトルチャー、またの名を拷問だ。

俺はそんな先生に立ち向かうように真っ直ぐ向き合って大声でこう言った…

「すいませんでしたー!!!」

そう言って俺は颯爽と席に着いた。

席の右隣が須々木 烈、左側が華木 六花、後ろがよくしゃべらない人だ(笑)。

俺らの席は窓側の一番奥で喋っていながら授業を受けている。

ちなみに佐野 甚作は一番前の真ん中で真面目に授業を受けている、流石!学級委員長!

「さっきはごめんねー、火力強すぎちゃった、てへっ、」

六花が、ぶりっ子ぶって話しかけてきた、

「てへっキラツ、じゃあねーよ!今日だけで疑似死亡二つくらってんだぞ!」

「ナハハハハハ、やっぱり朝も擬死くらってんのかよ(笑)流石だな」

「うっせ!俺はまだ本気じゃないもーん」

「本気以前の問題だと思うけどねー、」

俺らの会話に先生が割り込んできて

「そこ!うるさいですよ、ぶっ飛ばしますよー、特に海崎はちゃんと聞いてないとだめじゃないですか、スキルゼロなんですから。」

スキルゼロとは、今はだいたい入学から四ヶ月ぐらいたった、普通の人は二ヶ月でスキル覚醒、遅くとも三ヶ月で覚醒するらしい、しかし!俺海崎 竜はまだスキル覚醒していないのです!スキルとは、自分の性格や行動などで自分の相性のいいスキルで決まる。俺にはこの、高校向いていなかったかなー…そんな俺の思考を遮るように先生が、

「そうそう海崎、授業終わったら校長が校長室に来いって…お前なにしたんだ?」

「何もしてないですよ!?」

キーンコーンカーンコーン今日はやけに授業が早く終わるなー…あー気絶してたからか…。


のんきに俺は校長室まで歩いていた、なんか俺したっけ?なんてことを考えていると校長室に着いたようだ。

「ガラッ」「失礼しまーす」

「おお、よう来たの。ガキ、」

見た目の四十代の元気なおばさんみたいなイメージの人が偉そうなイスに座っていた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ