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迷子で〜す！っと明るく言ってみる。

名前を忘れそうです…。まぁ頑張りますけど。

さぁ〜て、これからどうするかな？

さっき、あいつから逃げたのはいいが、ここが何処だか分からない。

「参ったなぁ〜。」

階段下りたから、上がれば教室戻れっかな？

「ねぇ。」

階段上がるかな。

「ねぇ。」

何か聞こえたような気がする。

「ねぇ！」

おお〜。びっくりした。

「どうしたんですか？」

後ろにいたのは、女の子だ。どっかで見たことあるような…

「どっかで会いましたっけ？」

「え〜！覚えてないの？同じクラスの飯塚理彩だよ！私の名前忘れるなんて…。」あぁ！そういえばそんな奴いたな。

「ごめん。ごめん。」

「許してあげるよ。それよりこんな所で何やってんの？みんな教室で待ってるよ。」

「じゃあ、飯塚さんは呼びにきてくれたの？」

「うん。そうだよ。みんな待たせると悪いから行こ。」

「そうだね。」

また、あいつに何言われるかわかったもんじゃないからな。

それにしても、飯塚さんは優しいなぁ。

誰かさんとはおお違いだよ。

ガラガラ

「おそ〜い。何してたの？」

「別に。」

「ちょっと、何よ！その態度！遅れてきたくせに！」

まださっきのこと怒ってんのか？

「分かった。分かった。ごめんね。けど、あんま怒ってると嫌われちゃうよ。」

「大きなお世話よ！もう知らない！」

ちょっと言い過ぎたかな？まぁ、うるさいのはこん位言っといた方がいいんだけど。

じゃあね。