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黒き翼  作者: 廚二病患者
3/3

第2話~契約~

悪魔に殺されたが天使の力で蘇った隆太

いったいどんな風に戦うのか

ちょっと大人な表現をした第2話を楽しんでください

-1-



「ふわぁ~、良い天気だなぁ…」

隆太は屋上の貯水タンクの上で寝転がり空を見上げていた

「こう天気が良いと、なんだか眠くなってくるなぁ」

そう思いうとうとしていたらいきなり雲行きが怪しくなり、やがてあんなにも晴れ渡っていた空は淀んだ曇り空になった

「あれ?今日はずっと晴れじゃなかったっけ?天気予報は当てにならねぇなぁ」

そう思い起き上がり場所を変えようとした時、空が光り雷が落ちてきた

落ちた先は運が悪く隆太の居る屋上に落ちたのである

ドカーン!!

「うわぁっ!!」

隆太はびっくりして情けない声をあげてしまった

煙が立ち上がるその中に、見知らぬ男女2人組みが居た

「おいアザゼル、ここに何か異常なほどの光の力を感じるぞ」

「わかってる、サクバス、俺も感じるぜ」

(光?こいつら何言ってるんだ?)

その会話を貯水タンクの影に隠れて聞いていた

「そこか!」

「っ…!!」

気づかれた!サクバスと呼ばれていた女に何か手裏剣のような飛び道具を投げられ、貯水タンクは真っ二つに切れた

「おっ、お前ら何者だ!!」

「私たちか?ふん!これから死ぬ者に名乗る名など無い!!」

(死ぬだと?今なんて言ったこいつら、俺が死ぬ?まさかな)

そんな事を考えてる間にもう一人の男、アザゼルとか言う男が長い槍を何処からともなく取り出し構えている

「お前には怨みは無いが、生きていられると厄介だ、死んでもらうぞ」

ザシュッ!!心臓を貫かれ鮮血が飛び散る

(あぁ、俺は死ぬんだ・・・)

アザゼルはもう動かない隆太の体をぼろぼろになるまで突き続けた

「もう寄せ、お前の悪い癖だぞ」

「ヘイヘイ、わかりましたよ」

アザゼルは名残惜しそうにその行為を止めサクバスと向き合う

「では、そろそろ花嫁様をお連れするぞ」

「了解」

そう言って2人はその場を跡にした




-2-




サクバス達が去った後、隆太の元に一人の女の子が空から舞い降りてきた

その女の子は髪は金髪でツインテール、身体は小さく中学生くらいの大きさだ

「遅かったか、如何しましょう?この人に今死なれたら悪魔と戦えないわ・・・」

そう困った感じに言っておどおどしていた

「如何しましょう如何しましょう、あっ!そうだったわ、神様から貰った聖水、あれは確か一度だけ死者の魂をこの世に留まらせる効果があったわ」

そう言い出し、隆太の口に聖水流し込んだ

「うっ!ゲホゲホッ!!」

隆太は目を覚ました

「わ~い、やりました~、救世主様を蘇らせました~!!」

「誰だ?お前?俺が救世主?てかなんで俺は生きてるんだ?確かアザゼルとか言う奴に槍で心臓貫かれて死んだ筈じゃぁ・・・」

隆太は周りを見渡した、確かに貯水タンクは壊れていたし血が飛び散っていた

夢ではない事を自覚した

「私は天界から地上の貴方様の元に使わされた天使、ウリエルと申します、突然ですが貴方には悪魔退治に協力してもらいます」

「悪魔退治?何でそんな事しなきゃいけない、しかもお前は天使だと?冗談は対外にしろ!!俺は殺された筈だし何で今生きているんだ!!」

俺は今の気持ちを全部吐き出した、第一なんだよ、悪魔?天使?神話の話じゃ無いのか?

「そうね、いきなり言っても信じてもらえないわよね、良いわ、証拠を見せましょう」

そう言うといきなりウリエルは上の服を脱ぎ始めた

「っ・・・!!」

俺は驚いた、体はちっちゃいけどスタイルがいい事に驚いた

いや、実際はそんな事よりも背中に生えているものに驚いたのだ

「どう?信じてくれる?」

そう、彼女の背中には翼が生えていたのである

「お願い!!一緒に悪魔退治を手伝って!!」

「いや、何で俺なんだよ、他の奴でも良いじゃないか!!」

実際そうだ、俺じゃなくても別に他の奴でも良いじゃないか?

「あなたじゃ無いと駄目なの、貴方が協力してくれないと世界が壊れちゃうわ、大切な人も傷ついちゃうし命を落とすかもしれないのよ」

「何!?」

俺は驚いた、皆死ぬだと?

「もし協力してくれたらそれ相応のお礼をするわ」

「わかった」

俺は決心した、お礼が欲しいわけではなく皆が守れるのなら協力しても良いと思った

「よし、じゃぁ今から契約の儀をするわ、ちょっと近づきなさい」

俺は従った

「よし、じゃぁ行くわよ」

俺は息を呑んだ

「我、主に仕える忠実な僕、我が主の名に置いてここにこの者と契約を結ぶ」

そう言うとウリエルは顔を近づけてきた

「っ・・・!!」

何とキスをされたのである、しかも大人なディープキス

ピカーっ!!

俺とウリエルの周りに光が集まってきた

その光は肩甲骨の辺りに集まり翼の形を形成した

そしてウリエルは光の玉になり俺の胸に入っていった

その瞬間身体が熱くなり髪の毛の色が黒から銀に変った

「これで契約完了よ、いつでも融合(ユニゾン)出来るわ」

「ちょっ、待ってくれよ、融合(ユニゾン)だと?俺とお前の2人で悪魔を倒すんじゃないのか?」

「確かにそういう方法もあるけどそれだと個々の力が弱く、悪魔に返り討ちにされるわ、だから私たち天使は適合者とコンビを組み融合(ユニゾン)して戦うの」

「でも俺戦い方知らないぞ、大丈夫なのか?」

「大丈夫よ、私が教えてあげるわ、でも今はちょっと無理、時間がないわ」

時間がないだと?どういう事なのか考えて体育館の方を見ると体育館が燃えていた

「おい!あれは悪魔の仕業か!?」

俺は焦りながらそう聞いた

「えぇ、そうよ、あれは悪魔の仕業よ、今から貴方にはあれの原因の悪魔を倒してもらうわ」

「わかった!急ぐぞ!あそこには俺の幼馴染が居るんだ!」

俺はそう身体の中のウリエルに言い、翼で羽ばたいた

ついに天使と契約をした隆太

いったいどんな感じに戦うのでしょうかね

今考えているのは魔法を使って戦うって言う感じですかね

3話を楽しみにしてて下さい

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