【ケース4】伊豆『あ』踊り子
へい、ガールっ!It’s a odoriko!
いや、いくら何でもこれは無理があるか・・。確かに平仮名で書くと『いっつぁおどりこ』であるが、言葉の意味は『それは踊り子です』なのでギャグとしても三流だ。
と、自分で突っ込んでしまったのでこの作品はお蔵入りとなった。まぁ、たまにはこうゆう事もある。文豪だって途中で書くのを止めた作品は沢山あるらしいからな。
因みに『おどりこ』の方をなんとか弄れないかと辞書で探してみたのだが、ぎりぎり『フェデリコ』という名前が見つかっただけだった。
伊豆のフェデリコ・・。冬のリビエラ?いや、これは歌謡曲のタイトルか。
因みに『フェデリコ』とは主にイタリア語やスペイン語圏の男性名らしい。由来はドイツの『フリードリヒ』だそうだ。
成る程、日本語と違って同じアルファベットを使う言語圏では地域によって読み方が変わるのだな。
もっとも日本語だって漢字の読みが違う場合もあるから似たようなものなのかも知れない。
そもそも私の作家名である『河旗成康 かわばた なすやり』だって使う漢字を変えただけだからな。ただ、それだけだと文句を言われそうだったので名前の方をひっくり返してある。それでもちゃんと名前っぽくなるのだから大したものだ。
さて、『伊豆『あ』踊り子』は残念ながら作品に出来なかった。まぁ、それでもエッセイ辺りならば使えるかもしれないから取っておこう。
では次だ。
-伊豆『あ』踊り子 完-




