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【エピローグ】終わりよければ全て良しっ!

以上で私が伊豆の温泉宿で執筆した『伊豆の踊り子~格助詞部分の変更に伴う物語の変化~』は完結した。

うむ、我ながら上々の出来である。まぁ、半分以上はネタが『こたつ記事』ではあるが、イマドキの者には出典がなんなのかさえ判るまい。


なので試しにぽっちに読ませたら、こいつ5分と持たずに居眠りし始めやがったっ!

てめぇ~、今回の旅の費用を誰が出してやったと思っているんだっ!ちったぁ、おべんちゃらのひとつも言わんかいっ!


まっ、アホなぽっちには私の高尚な文章は理解出来ないのだろう。うむっ、文学とはとても孤高なものなのだなぁ。

そうゆう意味では大衆に受け入れられる宗教のアジテートはとても良く考えられている。ただ闇雲に神を尊敬しろとか敬えなどと強要せず、悪い事をすると死後罰されますよと不安を煽り脅すのだから狡猾だ。


まぁ、もっとも最近のラノベも表紙絵でお子ちゃまたちを騙くら化しているとも言えるが、まぁ、購入者である彼ら、彼女らが納得しているのならば問題はなかろう。

うむ、やはり今回の物語を本にする際は人気絵師さんに表紙を描いて貰いたいものである。


また、映画化される際には踊り子の役は是非とも葦長早百合さんにお願いしたいものだ。または耶麻口桃絵さんでも良いな。

まぁ、どちらにしてもこのキャストならば大盛況間違いなしだ。うん、相乗効果で私の作品もバカ売れするであろう。


ふふふ、そうなったらまたこの伊豆の温泉に来なくてはならないな。そんな皮算用をしながら私は使わなかった万年筆と真っ白な原稿用紙を鞄にしまい、ノートパソコンの電源を落としたのであった。

どれ、もうひとっ風呂浴びてくるか。あー、今の時間ならば露天風呂も空いているはずだ。まっ、女湯は覗けないだろうが、別に私はそんなハプニングなど期待していない。物語の中にそのエピソードを入れ込んだのは単なる読者サービスだ。


そもそも温泉など休日でもなければ若い女性など来るはずもないからな。なので仮に露天風呂から湯音がしたとしても、それはばあさんたちのはずだ。

うむっ、ちょっと想像してしまった・・。いかんな、なので風呂は後にして気晴らしに散歩に出かけよう。そしてひとりつづら折りの山道を歩きながら今回の作品の世界に浸ろう。


そう、私はしがないエロ小説家だが、志しはあの遠くに見える富士山のように気高いのだ。

なので私はあの『坂の上の雲』のみを見つめて伊豆の坂道をのぼるのであった。


-伊豆の踊り子~格助詞部分の変更に伴う物語の変化~ 完-

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