別のライフスタイル
今の先進国の都市生活は本当に、これしかないのだろうか?
その根本は、自動車。
別のを考えてみる。
根本的には、それほど豪華ではない超巨大客船**オブ・ザ・シーズを多数、固い梁でつなぐことでメガフロートとして波揺れをなくし、軽便鉄道と屋根付き自転車路でつないだ海上都市、のようなイメージ。
また、それを地上でやるように考えをずらす。
巨大マンションの集合体、あるいは小さい町の規模。
20階程度の高層巨大建物。内部にスーパー・小中学校などかなりの設備がそろう。中規模タワマン数十棟を集めたような人口規模。
巨大建物の内部では、誰もが使える自転車と屋根付きの自転車道が整備され、便利に通行できる。それと自転車ごと乗れるエレベーターの組み合わせでもいい。
水平だけでなくらせん状の斜路もあり、小さい動力自動運転車で行動する、でもいい。技術水準が低い時代なら、力を貸してくれる、天井のレールから下がって上向きに動き続ける吊り革とスケボー+リヤカーでもいい。
一つ一つの家は小さめ、シャワー・洗面・トイレの三点ユニット。地価が安い遠くに、大きい倉庫がついた別荘、となる。問題は飼い犬。
大きい浴室、運動ジム、ソファと茶・紅茶・コーヒーの無料サーバーがあるくつろぎ室が十数戸で共用。子供や老人が過ごす場にもなる。育児も共用できるかもしれない。
浴室やジムは予約制、使用回数に応じた清掃義務、あるいは金で。…金を混ぜると問題が出ることもあるが。
他にも掃除機のような大きいものを共用する。
そのような巨大建物、集団生活単位どうしを、小さい規格の鉄道で結ぶ。
自動車行動がしたければ大きい駅に行く。
さらに違う生活を考える…
カプセル交通、使い捨て/自動車と使用人がない。
あらゆる家の玄関先に、一人につき一つ、カプセルがある。
中はオットマン別の安楽椅子、ただし椅子の座面を挙げて簡易トイレになる。ほぼそれでスペースはいっぱい、せいぜい買い物かご3つ程度の荷物。
子供がいることも考えて、子供用スペースがあるカプセルも必要かもしれないし、それが標準になるかもしれない。
簡易トイレはビニール袋をはめて使用し、きんちゃく密閉して別の密封ゴミ入れに。
昔であればラジオ、今ならタブレットやノートパソコンで大体のことができる。
折り畳みの小さい机もある。
少しだけ外を見る窓はあるが、窓は見えないようにできる。
数時間、大きい苦痛なくカプセル内に閉じ込められていられる。睡眠ありの夜行も可能。
そのカプセルそのものを外部動力で運搬……普通より小さい規格の鉄道かロープウェイ。あるいは連結トレーラーで道路。
距離ごとに速度を変え、最終的には飛行機に積むこともある。
人間を規格コンテナ荷物として考える。
また、ニューヨークなどで地価が高すぎるのが社会問題になっている。
金持ちは使用人も欲しいとのこと。でもその使用人の家賃が高すぎる、となる。
いっそ、家が使い捨てなら?
コンテナハウス…一人一つとは限らない…を多数集めた集合住宅が、二つ。
Aに4日住み、Bに移る。
Bで暮らす4日の間にAをクレーンで解体してトレーラーで運び出し、新しいのを積む。
Aに移ってBを解体する。
解体されたコンテナは容易に機械で洗浄され、多くの家具や衣類は使い捨てられる。