第四章 友情破滅
・・・
[きっ気にするなよ?]
うん
私は弱弱しく返事をした
もう、いつものように美沙紀とは遊べないのかな?
怒ってるかな?
泣いてるのかな?
そんな事を考えてると心配になってきた
ゴメン桑原!美沙紀のことが心配だから家に寄ってくね!ばいばい!
[おー。気をつけろよ]
私は全力疾走で美沙紀の家に向かった
ピンポーン ピンポーン
[はい?]
私だけど・・・
[・・・あんたの顔なんて見たくない]ガチゃ
・・・私の中で罪悪感と告白されたうれしさが複雑に絡み合っている
どうしよう
次の日
[おはよう真帆]
おはよう・・・
[元気がないぞ?]
そりゃね?
[・・・昨日の事は気にするな]
うん
少し楽になった気がした
みんなおはよう!
[・・・]
あれ?
[いい気なもんだね。人の彼氏奪っといてさ!]
えっ???
[うぇぇぇぇぇぇぇーん]
[美沙紀がかわいそうじゃん]
[あやまれよ]
[・・・何言ってんの?]
[えっ?]
[俺は美沙紀の彼氏じゃないぞ]
[・・・]
[それに告ったのおれだし]
ガタッ
あっ
美沙紀は教室から出て行った
[待ってよ 美沙紀!]
女子たちがどんどん教室をあとにして行った
ガラッ
[おはよう]
・・・
[み・みんなは?]
どっかに行きました
[う・・・うぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ]
先生飛び降りはやめてください