第二章 接近
はぁ〜
[おーい森山ー]
あっはい
[お前授業聞かないと高校行けないぞ!]
だいじょーぶです。私高校行かないんで!
[だっだとしても真面目に授業受けろーや!]
はーい
この人は私の先生(理科担当・私の担任)
名前は尾園 好
私のクラスは結構悪い子が多いから先生は四月から髪が薄くなってきた(笑)
今の時代なぜ中卒を選ぶかと言うと・・・
決して家がビンボーとかじゃないです
魔女は十六歳から本格的な魔術を学ぶために魔界の学校にいくんです
行かないと一生笑いものです 魔法を使えない魔女なんて聞いたことないでょ?
それに私半分魔女つまり人間と魔法使いのハーフなんです
半分魔女は魔界では普通の魔女とは扱いが違うんです
「汚れる」とか「魔界の恥さらし」とかいろいろ言われるんです
私のパパが魔界の一番偉い人(南の守護者と言う役職です)だったからそこまで言われないけどパパがママに気を使って人間界に住んでるの・・・
以上説明終わり
ポン
イタッ
美沙紀が手紙を投げてきた
(今日、クレープ食べに行こ)
美沙紀は甘いものには目がないから・・・
(ゴメン!今日は無理!)
私は手紙を投げ返した
それを読んだ美沙紀はがっかりして
[先生、クレープ食べたいんで帰ります]
[東條!それは放課後に行きなさい]
[い☆や☆だ じゃ!]
[私も行く]
次々とクラスの女子達が移動していきました
[お・おい・み・みんな?]
あーあ美沙紀わキレるとこうだから
あーあ先生が飛び降り自殺図ってる
[先生 飛び降り辞めてください]
[く・桑原・・・お前だけだ・・・先生の気持ちが分かるのは]
[僕たちには先生が必要ですよ]キラーン
さっすがは桑原
桑原でかしたぞー
[(笑)みんな帰ったから帰ろうか?]
う・うん
やっぱカッコイイ☆さすがはマイダーリン
テクテクテクテク
く・桑原は昨日テレビ見た?
[見てない。昨日塾だったから]
あ・あ・そう
[真帆は昨日何してた?]
魔法の勉強してた
[・・・こんなとこで魔女ってばらしてんじゃねーよ]
あ・そうでした・・・
桑原は私が魔女と言うことを知っている
・・・あれ・・・ここって・・・
[公園!一緒にクレープ食べようぜ?]
うん
私は話すのに夢中で公園に着いたのを忘れてた
ここは別名ラブラブ公園
ってことは・・・