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プロローグ
気が付くと、俺はそこにいた。
暗くて狭い箱の中。
仰向けに寝かされ、両手足に枷が嵌められている。
「う.......あ.......」
どれだけ力を込めても、暴れても、動くことは出来ない。
おかしい。何かがおかしい。
微かに銀色に光る枷に自分の顔が映る。
金色の目、口から覗く牙、赤黒い髪。
俺は目を見張った。
俺にあるはずのモノがない。
「どこだ.......どこだぁぁああああ」
叫んだ声は反響することなく、闇に溶けた。
気が付くと、俺はそこにいた。
暗くて狭い箱の中。
仰向けに寝かされ、両手足に枷が嵌められている。
「う.......あ.......」
どれだけ力を込めても、暴れても、動くことは出来ない。
おかしい。何かがおかしい。
微かに銀色に光る枷に自分の顔が映る。
金色の目、口から覗く牙、赤黒い髪。
俺は目を見張った。
俺にあるはずのモノがない。
「どこだ.......どこだぁぁああああ」
叫んだ声は反響することなく、闇に溶けた。
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