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アランと12人の生首  作者: 平野貴久
34/37

ロバート王子とメアリア姫の再開

まさか王城内に味方がいたとは

王城で泣いている男がいる。ロバート王子である

彼は齢32歳で既に妻も二人おり夫婦円満ではあるが、昔から好きな女性がいた

一歳年上のメアリア姫である。

今でも彼の部屋にはメアリア王女が33歳になった創造の姿の絵を絵師に

頼んで毎年書かせ飾らせている位、彼はメアリア姫の事が好きだった。

彼の親現国王は既に長い間闘病を患っている為、実質彼が王権をふるって

いる。

現王がもっと早くに亡くなっていれば即座に彼女を救いにいけたのにと

ホント人生はままならないものだと考えていた


最後彼女の面倒を見ていた青年がいたという。密偵の話だとかなり親密

だったと聞いていたので、彼を呼び最後の彼女のありようを聞く事にしよう

考えたのである。

アランは唐突に王城より呼び出しを受ける。

いきなり馬車でサラの屋敷に乗り付けたかと思うとロールを読み上げ

さっさと馬車に乗せられたのである。

革の鎧のままだが着替える間も与えてもらえなかったし

このままでよい。との事だったのでこのままで馬車の旅を

たのしんでいた。

丸一日で王城に到着していきなりロバート王子の部屋へ通されたのには

驚いた。普通こういう時客間に通されるものではないのだろうか?

いきなり王子の部屋に呼ばれたのである。そこにはB1サイズの大きな女性の絵が

飾られていた。そうキャスリーヌ王妃を少し老けさせた感じの絵である。

「この絵は素晴らしいだろ?君にはメアイア様の墓地での生活について

どういうものだったかを聞こうと思って呼んだんだ」

アランは王城は12人の女性達の敵だらけだとばっかり思っていた。ところが

以外な処に味方がいたのである。

アラン「少々お待ちください」

アランと言う少年は目の前から消えてしまったのである

ロバート王子は「これはどういう事だ?」従者も掌を上に向けている

そのうちスーと絵の女性そっくりな女性と共に現れた。

ロバート王子は涙をながして抱きしめた。

女性の後ろから15歳程度の少女が現れ「ロバート久しぶり元気だった?」

ロバート王子目が点になっている。

キャスリーヌ王妃「覚えていられますか?私の娘のメアイアです」

ロバート王子は首を上下にブンブンふっている

メアイア王女は母親そっくりの絵を見て「ロバートとお似合いねお母さま

では私はアランと一緒に帰っているわね」とアランと帰っていった

確かにロバートはロリコンではない。

毎日自分の理想の女性として思い描いていたのはキャスリーヌ王妃の姿である。

34話投稿

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