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少女探偵の休日シリーズ

少女探偵の休日~プール~

作者: 鈴木ゆずも

「よっしゃ!プールだーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」


ちょ、凛花叫びすぎって!

あ、ああ。私は結菜。わけあって今日凛花と沙奈と沙良の3人でプールに来てるの。

少年がいないって?少年、泳げないからプールは行かないって言い張るんだよ。


そうそう、わけあってっての見てみる?



**************



「結菜~今日も暑いよ~」


凛花いっつも暑いじゃん。我慢しなよ、少しは。


「今日は暑いですよね。でもこの前みたいにまたアイス買うわけにもいかないですし。」←沙奈

「え、じゃあプール行こ!?アタシプール行きたい!」←沙良

「凜もいきたーい!」←凛花


少年は?と思って私が視線を向けると、少年は首振ってた。


「行かない、行きたくない・・・。」


私はちょっと苦笑い。


「あ、行きたくないなら少年は待っててもらっても構わないよ・・・。」


私を見て、少年はガッツポーズ。よっぽど行きたくなかったんだな。


**************


なんてことがあって、私たちは4人だけで、プールに来てたってわけ。


「みんなで競争しよ!」


え、凛花早くない?もう少し遊んでから・・・

「いいね!」

「いいじゃないですか!」

もう!このノリノリ双子が!


「じゃあ決まり!結菜も早くしないと出遅れるよ!」

「よ~いスタート!」


3人が泳ぎ始める。

私は、一歩出遅れて、最下位になる。

私は思いっきりそこらじゅうの水をひっかきまわして急いで順位を上げた。

誰かを抜いたような気がした。私の手は、プールの壁にぶつかる。


「っあ!痛!」


つ、突き指しちゃったよ。えへ・・・。

最後についたのは沙奈。私は3位だった。


「凜は2位だったよ。沙良って泳ぐの早いんだね。」


沙良は1位なのに沙奈は最下位って・・・。


「双子なのに沙良は私よりも運動神経いいんだもん。」

「双子なのに沙奈はアタシより頭いいじゃんか。」


う~ん。

見た目は一緒なのにそういうところは全く違うのね・・・。


「じゃあ沙奈は凜たちのアイスおごり~!」


「「「聞いてない!!」」」


「え~でも最下位ってそんなもんでしょ。」


「「「全然違う!却下!」」」


三人に言われてむくれる凛花。

勝負を仕掛けてそのことを言わずに後から言う卑怯者とはこいつのことだな。

思った私だった。


次の日に私たち4人は筋肉痛&日焼けで大変なことになった・・・・。

結局アイスは沙奈がおごった。


沙奈「なんで私が結局おごらなくちゃならないんですか!」

沙良「いいじゃん。」

凛花「競争で負けたからなんだよ。」

結菜「何が何でもそんな理不尽ないわ。」

凛花「じゃあ今度は結菜がおごれば?」

沙奈「自分の分は自分で払えばいいだけなんだと思うんですけど。」

凛花「だって凜はらいたくないんだもん。」

沙良「じゃあ凛花が払え。アタシは払いたくないから凛花に押し付ける!」

凛花「沙良さまあ!お許しくださいませ!」

沙良「これからは凛花が2回ぐらいおごりだ!」

凛花「なんで!?」

結菜「そりゃあそこまでおごらせたなら当たり前だと思うけど・・・(怒)」

沙奈「その通りですよ!よく言った沙良。」


この後のカラオケとゲーセンは凛花が払う羽目になった。


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― 新着の感想 ―
[良い点] 何でも最下位はよくないんだなと分かったな~。 [一言] では次の短編小説待ってるよー
[良い点] 面白かったです。 おごらせるとよくない。教訓ですね。 [気になる点] これからも色んな活躍気になります! [一言] 頑張ってね!
[一言] ふふふふふ。本物の沙良ちゃんとそっくりですね。 ふっふっふっふ~~~~~。また短編集よろしくお願いしますね~。ふっふっふっふ~~~。
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