今日もご飯は雑炊だ。
主人公
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【能力】
剣術lv3
【特徴】
足が速く慎重な性格
そこまで強くない
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相手(魔物 ビックベア)
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【能力】
筋力upⅢ
守備upⅢ
【特徴】
猪突猛進な脳筋
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舞台:森
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「絶対に狩るぞ...」
森の入り口で一人の少年が自信の発破の為か決意をあらわにしていた。その顔はとても真剣だった。
「よし!気合いも入ったしやるぞー!」
一体どこで気合いが入ったのかもわからないが、少年は森の中へと歩みを進めていった。
少年が森に入る目的は冒険者カードの階級をあげるためだ。
階級をあげる試験として特定の魔物を倒さなくてはならない。今回の魔物はビックベアだ。この森に生息している魔物の一匹でクマの姿をしている。しかしその獰猛さは動物のクマとはかけ離れており、こちらを見つけた瞬間に全力で牙をむき襲いかかってくる。
そして少年は見つけた。
「あいつがビックベアか...思ったよりも大きいな。全長4mはあるんじゃないか?」
少年は小さく愚痴る。
その瞬間後ろでガサガサと音がする。バッと後ろを振り向くがそこにいたのはウサギだった。
「なんだ、驚かすなよ」
少年はふー、と息を漏らす。ビックベアの接近にも気づかずに...
ビックベアは少年に向かって強く力を溜めパンチを繰り出した。少年はその攻撃をまともに受けてしまう。
「ガハ...グ...どうして、少し目を離しただけじゃないか!」
まともにくらってしまった背骨は完全に折れている。衝撃に耐えきれなかったのか片方の足もあらぬ方向へ曲がっていた。
少年はバックから魔法回復薬が入ったビンを2つ取り出し背中と折れ曲がった足にかけ、すぐにその場から退避した。
「もう2本使ってしまったか、残りは後三本。慎重に戦わねば」
少年はビックベアを睨む。それが面白くなかったのか、ビックベアは大きな唸り声をあげ少年に向かって突進してきた。
しかしそれは少年にとって好機だった。
「その動きは対策済みだ!」
少年はバックからまた物を取り出す。今度は閃光玉だ。
「くらえ!」
閃光玉を思いっきり地面に投げつける。衝撃で閃光玉は割れ、中に籠っていた目映い光が目の前でフラッシュする。
「ガオォォォァァァ!ガオォォォォオ!」
こちらに向かって突進してきたビックベアは光をまともに受け、動きが止まった。結構な距離で直接光を受けたのだ、少しの間は軽い失明を起こしているだろう。
そしてこちらの動きが捉えられない今がチャンス!
「うおらぁ!」
少年は腰に帯剣していた剣を抜き思いっきりビックベアの首を斬る。
剣は上手くビックベアの首に入り、切り落とす事に成功した。
ドズンと地面に首が落ちた音が響く。
「よっしゃあ!」
見事少年はビックベアを倒し、ギルドの階級をあげることができた。
「これで母ちゃんに旨いもん食わせてあげられる!」
とても優しい子だった。
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「あ、持ち帰る手段がねぇ!」