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とある男子高校生の裏事情  作者: 烏丸 遼
第2章 過去編
13/66

プロローグ

過去編プロローグです。



◆◇◆◇◆


 ある日、紫苑はリビングのソファーでぼーっとしていた。すると、片桐が紅茶を持ってきてくれる。

 うん。相変わらず美味しい。


「……紫苑様? 何かお悩みですか?」


 そう言って、片桐は紫苑の隣に座る。

 どうやら、神妙な面持ちをしていたようだ。


「……いや、過去のことを思い出していてね」

「……過去……」


 片桐は、自分の過去を後悔している。

 紫苑は、悲しそうな表情になった片桐の頭を撫でてやった。


「……いろいろありましたね」

「そうだな……」


 ーー紫苑は、過去に思いを馳せた。


〜続く〜



本編は、次話から始まります。

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