君の膵臓をたべたいを見たので
作品自体は去年にクラスの女子が結構話題にしていましたし、店頭やSNSなどでよく目にしていたので知っていました。あと、当時図書委員会をやっており読書感想文を見る機会があったのですが、その際にこの本の感想文を書いていた人がいたので、あらすじもさらっと知っていました
今回、事前に情報を調べたり宣伝動画を見たりすることはなかったので映画自体にこれと言って期待はしてませんでしたし、君の膵臓をたべたいという作品をどこかで見ておくべきだと思ったので今日のお昼に観たのですが、時間が経って色々な作業をした今の時間でもヒロインの女の子に心を奪われている自分がいます。あくまで個人の感想として聞いてほしいのですが、主人公に感情移入して泣いたシーンが二つありましたし、物語の随所でヒロインの女の子が核心を突いた発言をしており、そのどれもがとてもいい言葉だと思いました。もう一回観て、そのしゃべった内容を記憶したいですし、もう一度様々なシーンを脳裏に焼き付けたいです
また劇中で言っていた、ヒロインがなぜただのクラスメートでしかなくて、接点もなく日陰者の主人公と行動を共にするのか、という話題に対する回答がなかなか良かったです。ヒロインが何かに誘ったとしても主人公はそれを断る権利、選択肢は常に存在しており、またヒロインにしてもそれは同じだということなので、ヒロインは望んで二人でいるというものでした。暗に主人公を必要としてることをヒロインはこの言葉で伝えていて、二人の関係は信頼関係へと変化したのが分かりましたし、主人公の母親の「あんたのことをちゃんと見てくれる人ができたのね」に対する主人公の反応がもう凄く良かったので、もう一度見たいと思いました。「ガンダムUC」でもブライト艦長が同じようなことを言っており、この場面はかなり印象に残ってます
今までに観たボーイミーツガールを含めた話なのですが、そういった話は主人公視点で描かれることが多いので、主人公によって変化したヒロインは分かりやすいのですが、逆にヒロインによって変化したり影響を受けた主人公は主人公自身の自覚がなかったりするので、二人の関係が進まなくてもやもやする時があります。「君の膵臓をたべたい」では、主人公がデレるのが早くて素直で良い子だったので観ていてストレスを感じる事があまりなかったです
最近読んだ佐野徹夜さんの「この世界にiをこめて」と三秋縋さんの「君の話」が同じようなボーイミーツガール本だったので「君の膵臓をたべたい」を読んだり観たりして気に入っている方はそちらも是非...
涼宮ハルヒの憂鬱といい他のボーイミーツガールといい、私は女の子が革命を起こしてくれるのを期待している節があると最近思います。今過ごしているのはつまらなくない日常なのかもしれないけど、それでも、美少女が革命を起こしてくれるなら、それを期待したいじゃないですか