どこへも行けない
つらたん
気がつくと暗い闇の中にいます。その時は大抵自分が無力だと思い知らされた時です。自分は無能で何一つ長所もなく出来ることもない、そんな人間として生まれたことを、今まで何一つ努力してこなかったことを、ただ悔います。自分では努力して足掻いたつもりでも、現実に対して何ら変化を起こすことは出来ず、自分という存在の空虚さをただ知るだけです。他人の事も素直に褒められず、自分に対しても褒められるところを持ち得ないと考えてしまう粗大ごみです。唯一、心が不調な時にここに来て頭の中のものをそこはかとなく書きつくるだけ、それだけしか自分が何かをしているという感覚がありません。本当は小説を書きたくて始めたつもりだったのに、書けなくて心の中をただただ外に向かって垂れ流すだけ。
みんな変わりつつあります。それは年月が経ったという理由もあると思いますし、みんな努力して必死にいい方向へと自分を向かわせているのだと思います、本当に皮肉でもなんでもなくて尊敬します。みんなが遠くへ行ってしまって悲しいです。周りから消えていく。不変でいる事が出来ないのは十分わかります、ですが、周りの変化するスピードは、どこへ行くか決めかねている私にとっては、少し早すぎます