美少女降臨!?
2話目書いたんですケド・・・需要あるんすかね・・・
俺は勘太郎。この状況が自分にも分らないが落ち着いて聞いてほしい。俺はある日マウスの電池がないため近くのコンビニへ買いに行こうとした。その人は随分と晴天だった。・・・そこまではよかったんだ。いつもと変わらない、何一つ違いのないいつもの日常。だが、いつもと違うのはここからだった。俺がふと上を見上げたら、なぜかは知らないが大きなキャリーバッグのようなものが降ってきたんだ。
おいおい・・・冗談はよしてくれよ・・・いくらなんでもここは戦場じゃないんだぜ?救援物資もいらねぇぜ?・・・独り言をほざくのはやめよう。惨めだ。現実を受け止めようとするがなかなか受け止めることができない。なぜならキャリーバッグのようなものが上から落ちてきたことに加え、中から出てきたのは、まるで人形みたいという言葉が今までの人生で一番似合う、かわいらしい女性だった。
「・・・」唐突の事で、まったく頭が回らない。言葉も出ない。そして、頭の整理がついた勘太郎の第一声はこれだった。「お前は・・・誰なんだ?」そのかわいらしい女性は今まで閉じていた目を開けて、キャリーバッグから軽い調子で飛び出るとこういった。「申し訳ありません!勘太郎様!本日から政府より送られてきた、対孤独者専用付添者・登録番号1278です!勘太郎様のお好きなようにお呼びください!」・・・その場に一時の沈黙が走る。「言ってる意味が全然分からないんだが・・・」「これはすいません。実は私、孤独身だったんです!なので、政府に呼び出され、えーっと・・・その・・・勘太郎様の・・・ご相手を・・・」彼女は照れた口調で言う。「相手ってなんのだ?」普通に聞いてみると、「言わせないでくださいよ恥ずかしいなぁ!」背中をバンと叩かれる。力はそこまで強くなく可愛いビンタだった。ここまできてやっと収集がつく。そして俺は政府に独り身だったことをかなり前から知られていることに気づき、背筋に寒気が走る。「あのぉ・・・」彼女が自分の頭を整理している中、切るように話しかけてくる。「大勢の方が見てますが、大丈夫でしょうか・・・」ふと周りを見回す。きっとキャリーバッグが落ちてきた爆音のせいであろう、近所の人が大勢ベランダから身を乗り出しこちらを見下している。「うわあぁぁぁぁぁぁ!?」俺はパニクっている中で、気づけば彼女の手を握って、家に向かった。結構長い距離を走ったように感じたが体力が落ちているだけであり、彼女は何ともない様子だった。「そんな・・・出会って間もないのに家に連れ込むなんて・・・勘太郎さん強引なんですね!」疲れているせいかイライラする・・・。「うるせぇ・・・こちとら・・・いろいろ疲れたんだよ・・・」息を弾ませながら、俺は答える。息を整えてから俺は「つまりお前は俺と付き合うために来たってことか?」羞恥心を捨て聞いてみると「はい!」元気な返事が返ってきた。「俺は絶対に付き合わない!絶対にだ!!」俺がそう言うと、彼女は少し涙目になりながら、「そ・・・そうなんですか・・・残念です・・・」いい感触だ。「おう!そういう事だ!帰れ帰れ!」調子に乗ってそういうと、彼女は目を光らせ隠していたレコーダーを出した。「そ・・・それはいったい・・・!?」「にししししーこんなこともあろうかと・・・政府に送るように撮っておいたんですよねぇ・・・」レコーダーを得意げにこんこんと指先でつつくと、にやりと可愛い笑顔を浮かべた。「もし私と一緒にいなければどうなることかわかりますよねぇ・・・」完全に察しが付く、素晴らしい質問であった。「わかった。まいりました。」俺は何も言い返せず、ただ言いなりになるしかなかった。「それで、俺は一体何をすればいいんだ?」こう聞くと、彼女は平然とした顔で、「まずはデートしましょう!」迷いもなくこう言った。
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