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点と線 2

 合田は東都マンションにいる上条に電話した。

『合田警部。特にこちらには何も報告はありません』

「少しだけ良平さんに聞きたいことがあります。良平さんに代わってください」

 上条は良平に受話器を渡した。

『何ですか』

「半年前あなたの住むマンションで桜井真さんが投身自殺したことを覚えていますか』

「はい」

「ではその時にこれから言うことが起こりませんでしたか。・・」

『はい。気になって同居していた男に話を聞きました』

「その男な名前は知っていますか』

『それは分かりません。しかし最近会ったような気がします』

「ありがとうございます」

 合田は電話を切り呟いた。

「犯人の動機は分かった。すべて推理通りだ。しかしこの真相は悲しすぎる」

 すると合田の携帯が再び鳴った。

『青田です。高崎の取り調べについてです。彼は黙秘を続けています』

「黙秘か。分かった」

 こう言いつつ、こんなことを報告する必要があるのかと合田は心の中でつっこんだ。

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