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身代金はいくら必要なのか

 九時三十分。

 清水美里の自宅で合田たちは話しあった。

「一分一万円。二十四時間では千四百四十万円。二十四時間は欲しいから最低でもそのくらいは用意しなければならない。どうしますか。合田警部」

 麻生が聞くと合田は応えた。

「そのくらい必要だ。千四百四十万円。制限時間は二十四時間。これでいいですか。良平さん」

「はい。でもそれを払うお金はない」

「そうですか。ではこうしませんか」

合田は小さな声で良平に作戦を教えた。

「しかしこんなことして、もしものことがあったら」

「大丈夫。この作戦が成功するかは麻生の交渉にかかっている。いいか。次の電話の時この紙に書いてあることを実行するだけだ」

「おもしろそうだから協力します」

「さて次の電話まで残り一時間半か。作戦を立てる。誘拐犯は必ず身代金受け渡し場所に来る。と言いたいところだが電話の時のようにアルバイトを雇う可能性もある。それで来ることを前提にして、アルバイトを泳がせて犯人と接触したところを逮捕する。人質救出が最優先だ」


なんかライアーゲーム的な展開になってきた。

実はこの要求には必勝法がある。

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