あめのひの みずのなか
「あめが ふってるよ」
「あめが ふってるね」
「あめが ふってくれてるよ」
「あめは おちてきてるんだね」
「あめは そこにもたまってるよ」
「あめは きもちがたのしくなるね」
みずのなかのこどもたちは おはなしをしています
「あめが やんだね」
「あめが やんじゃったね」
「あめが ふってこないね」
「あめは おちてくるのやめちゃったね」
「あめは まだそこにあるよ」
「あめあがりは たのしいね」
たのしそうにくろいおさかなは
まとまったり ちりぢりにうごきまわったり
「はれてるね」
「おひさまが でちゃったね」
「おひさまは キラキラするね」
「おみずのなかも キラキラするね」
「キラキラ おちてくるみたいだね」
「あめは なくなっちゃったね」
「おそらは あおいね」
みんなはくちぐちにいっているのは
みんなきいているのか いないのか
みんなではなしてるようで ひとりごとかもしれなくて
「あれ? だれかおともだちいなくなっちゃっね」
「このまえ あめのときはいたのにな」
「おひさまが みたくなったのかな?」
「そうかも しれない」
「あめまた ふってきたね」
「きみは だあれ?」
そんなちりぢりのおはなしのまんなかで
ひとりしらないこが おへんじをした
「ぼく おともだちだよ」
「しらないこだよ」
「ほんとだ」
「ぼくたちのおともだちは みんなくろかったもの」
「キミたちもこうなるんだよ」
「ほんとに?」
「ほんとうだよ」
そのみどりいろしたおともだちだという おおきなこは
そのそのオシリにはちいさなシッポがはえていた
「しっぽ おそろいだね」
「ホントだおそろいだ」
「そうだよ でももうこれもなくなっちゃうんだ」
「なんで?」
「なんで?」
「ほんとうに?」
ミドリのカエルはケロケロケロと たのしそうにわらう
「みてごらん きみたちもあしがはえてきてる」
「え?」
「ホントだ!」
「なんで?」
「なんで!?」
「ほんとうになんで??」
みんながみんなフシギそうにそのてあしをみて
それからおたがいをみてびっくりする
「キミのおかおも なんだかかわってる?!」
「キミだって!」
「キミはカラダの大きさもかわっているよ」
おたがいをみておどろくこどもたちに
さきにカエルになった オタマジャクシは
ケロケロケロケロとまたわらう
「みんなもうすこししたら あしがはえてどこまででもいけるよ」
「ほんとうに?」
「ほんとうさ!」
こどもたちはそれをきいて
うれしそうにそのはえてきたてあしをみて わらった
だからね
もうすこししたら
もっともっといろんなばしょから
みんなのわらいごえが
たくさんたくさんきこえてくるよ
児童向け童話作品です。
可愛いイラストとかあったらいいなぁと
ケロケロケロケロ 願います




