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友達になろうとしてる私が、そんなに邪魔ですか?  作者: サカキ カリイ


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5

ある日、うちのクラスに、隣のハイレベルの学園に通われている皇太子殿下が突然あらわれたの。


彼は金の髪に緑の目、その白皙の美貌でも、その成績の優秀さでも、人気がある。


残念ながら普段は隣の学園に通われているので、本来彼はこのクラスにあらわれるはずもないんだけど…


クラスの女子は皇太子殿下を見て、そろって歓喜の悲鳴をあげたわ。私も含めて。


やったあ、眼福じゃん!いいことあるわあ!でも、殿下、ここになにしに来られたのかしら?


見ているうちに殿下は真っすぐレイアのところへ行き彼女に話しかけた。「こんにちはレイアさん、学園生活はどうですか?」殿下は優雅に礼をし、輝くばかりの笑顔を見せた。


「こ、こんにちは」そう答えるレイアをみると、ぼうっと皇太子殿下を見ている。頬が紅潮して夢見るような瞳になっていた。


「君がここの学園に編入したと聞いてね、様子を見に来たんだよ。元気かい?何か不備があれば学園長にいうんだよ。」

レイアが、はいと答えているのを見て、私は思った。


…見た目がお似合いの二人だわあ。もしかして以前からのお知り合いなのかしら。


殿下は彼女と親しい仲なの?わざわざ隣の学園からここまで様子を見に来られるなんて。…


殿下が帰られると、クラスの女子生徒達がレイアを取り囲んだ。「あ、あなた、皇太子殿下とお知り合いだったの?」


…みんな初日から今日までずっと、彼女を遠巻きにしていたのに、殿下と話しているのをみるなり、すり寄るなんて!…


私はレイアが嫌がってるだろうかと、チラリと彼女を見た。


でもレイアは、満更でも無さそうに笑顔を浮かべていた。

「そうですね、知り合いっていうか…殿下には私の面倒を見てもらっているんですよ。」レイアはにこやかに答えた。


「く、詳しく教えて!」悲鳴のような声をあげながら女子生徒達は聞いている。


「それは、あまりお話できないことになってるので」レイアは微笑んだ。


「そーなんだ…でも、殿下と繋がりがあるなんて凄い!」女子生徒達はレイアを囲んで、ぺちゃくちゃ話を続けた。


その後、女子生徒達の何名かが、レイアのそばに常に侍るようになった。美貌をほめたたえてご機嫌取りをしていた。


彼女らはどうやら、皇太子殿下とつながりがあるらしいレイアを足がかりに、高位貴族とつながりを持ちたいのだろう。


それは友人とは言えないだろう…

しかしレイアは取り巻かれて満足そうにしているのだった。


ま、私がそばにいるよりいいんだろうなあ。そう思って自分は彼女らから目をそらすのだった。

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