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友達になろうとしてる私が、そんなに邪魔ですか?  作者: サカキ カリイ


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翌日、学園に行くと、クラスは妙な雰囲気だったわ。

レイアの取り巻き達は、非常におとなしくなっていた。まるでレイアなんて知らない、そんな雰囲気なのね。


下校時間になり校門のあたりで叫び声が聞こえた。守衛さんと誰かが押し問答している。


「入れて!苦労してやっとここまで辿り着いたのに!私ここの生徒なんだから!」レイアの声だ。


でも皆、素知らぬ顔で帰りの馬車に乗り込み、レイアのことはチラリとも見ようとしていない。


馬車の用意のない生徒達は、みんな裏口へ向かっていた。

少し歩くと乗り合い馬車の停留所があるから、そこへ向かうんだろう。

校門を通る方が、はるかに距離が近いけど、みんなトラブルを避けたいようだわ。


「クロード!クロード!」レイアが叫んだのでその方角を見たら、帰りの馬車に乗り込もうとしているノービア子爵令息が、肩をびくっと震わせたのが見えた。

彼はため息をつき、立ち止まった。どうやら少し話をしないといけない、そう心に決めたようだ。

そして校門の前につかつかと歩み寄って行った。「僕にまだ何か用がありますか?」


レイアは微笑んだが守衛に羽交い締めにされている。

「ああクロード!やっぱり私を迎えに来てくれたのね!

私、あなたと正式に婚約をしてさしあげてもいいと思ってるわ!

ねえクロード、この無礼な守衛を、私の体に触らないよう言ってよ!」


レイアが拘束を振りほどこうと体を揺すると、守衛は羽交い締めの力を強めたらしく、「痛い!痛いわ!」レイアはそういい出した。


「僕は君とは婚約しないよ」クロードはきっぱりと言った。


「なんでよ!なんで!」レイアは暴れ出した。「私がただの平民だから?皆がそういうの。皆の方がおかしいの!」


「僕は君が平民だから婚約しないんじゃあないよ」


「…え?」


「僕は、例え平民の女性でも、尊敬すべき女性なら、そして愛する女性なら、婚約してもいいと思っている。」


「…な、なら、なら!」レイアの叫び声は大きくなった。


「私、本当はね、実はね…


ただの平民なの!

…それでもいいんでしょ?

二人は問題なく婚約できるのよね!」


「…君は僕に嘘をついた。僕が君と婚約しないのはそのせいだよ。

僕の家系には、嘘つきの血は入れたくないんだ。

君が本当に高位貴族だったとしても、お断りだよ。」クロードは唇を噛み締めて立ち去った。


「そんな!」レイアの声が後を追った。「クロード、クロード!」


「いい加減にしろ、こちらに来るんだ!」

守衛がレイアを引きずって校門あたりから引き離した。


その様子を見ていると、いつの間にかクロードが近くに来ていた。

「ここはすぐに離れたほうがいい。君は彼女にかかわっていたし、とばっちり受けるかもしれないよ。」


私はすぐ裏口へまわり、乗り合い馬車で帰宅した。

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