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小説ワープ  作者: 青。
2章 帰りたーい、帰りたーい、あったかい我が家が待っている?

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49/50

49話 

さてはて、私が魔の者たちをぶっ飛ばしちまった件についてなんだが、どうしよう。

隠蔽は不可能だし、これだけやらかしちまったのなら、城の者たちにも知らせが入っているはずだ。

つまり、両方から大目玉を食らう羽目になってしまう。

かといって、このままほっとくわけにも行かない。

そこで、私の転移魔法を使うことにした。

痕跡でいずれだれがやったかバレるが、時間稼ぎをすることにしたのである。

ポカンとしているこんさんごと、会議の会場に転移しようとすると、

「やめろ!」

という声がした。

仕方がないのでやめてやったものの、このままでは人が来る。

咄嗟に思いついたのは、元の世界の家だった。

しかし、できるはずがないと却下しようとしたが、術式が発動してしまった。

通常の転移でこられない場所なのは間違いないのに、私一人を対象として魔法陣が展開、そのまま吸い込まれていった。


     □     □     □


そして、目を開けると病院だった。

私はどうやら、長い間眠り続けていたらしい。

通常ならば家族やらに来てもらう必要があるのだが、だれも来なかった。

病院というのは、慈善事業じゃない。

治療をし、治療によって金を取る仕事だ。

だからこそ、私を救おうとはしてくれたものの、私が受けていたものは点滴のみだった。


しかし、みんながいろんな物を持ってきて、精一杯治療してくれたのは間違いない。

私は現に、持ちこたえることができたのだから。

しかし、これはあくまでも応急処置だ。

慢性的な栄養不足や貧血などはどうしょうもないし、それらを治療してくれるようなお金もない。

否、お金なんて用意してくれない。


ということで、いきなりとばされた私は、思考をかなりぐるぐるしていたのであった。


     □     □     □


その頃、魔の者たちは笑顔であった。

世界の調和を乱す人間を、うまいこと閉じ込められたからである。

あの人間は、怨嗟に…………呪いにしばられながら、それに気が付かず、自身もまた、呪いとなるのだろう。

あそこにいるのは、世界を乱しかねない者たちだけだ。

それ以外の人たちはいない。

彼らは一生、ここから出られない。

いや、一つでてこられる時があった。

呪術使いが、呪術を使う時だ。


呪術を使うのは、呪術との対話だ。

まったく持ってそのとうりだと思う。

そして、歴代生粋の化け物たちが放つ、魔法の残りカスを、人格の残りカスを人は、


『呪術』


と呼ぶ。


いつしか、人間たちが呼んでいた。

しかし、このことを知っている魔の者は少ない。

魔の者の中でも、知識ノ魔の者だけだ。

そして、その筆頭として、先ほど閉じ込められたルーのアイボウとしていたこんさんが今、ルーの様子を楽しそうに見ながら、ゆっくりとワイングラスをかたむけているのであった。

完結です!

次の話にあとがきをのせます!!

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