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小説ワープ  作者: 青。
2章 帰りたーい、帰りたーい、あったかい我が家が待っている?

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36/50

36話 レイン

私に対しての協力を、きっぱりと断られてしまう。

しかし、彼女の協力はかなり重要になってくる。

そのため、理由を聞こうと口を開こうとすると、

「もう、帰って」

と言って追い出された。

なかなかに心を閉ざしている。

しかし、ここで諦めることはできないので、しつこく誘わないといけないことを覚悟し、とりあいずその場を後にした。


     □     □     □


しかし、その様子を見張っていた人がいた。

その人は、ルーがいなくなったことをよく確かめると、そっと、さっきまでルーがいた応接室にまで忍び込み、ルーがいなくなったことを伝える。


しかし、その人の見た目は、先ほどとは異なっていた。

先程のような白い髪は、水色に。

赤い瞳は、灰色に。

そして、彼女は堂々と歩き始める。

商会の荷物の指示を出しながら。


     □     □     □


あえなく協力を断られてしまった私ことルーは、とりあいずみんながいるところに向かっていた。

しかし、途中で変な気配がしたため、ふと後ろを振り返ると、魔法によって幻術が施された形跡を見つけた。

それも、かなりたくさん。

そして、その跡は術者と繋がっているようだった。

おそらく、何らかの条件で発動したのだろう。


しかし、この世界では基本的に、幻術を街で使用することは禁止されている。

街では、

「生活に必要な魔法」

以外は基本的に使えない。

幻術は、魔法として扱うのがとても難しく、限られた人間にしか発動させられない。

そのため、危険性などがよく分かっておらず、日常生活で使用することは、芸をする人であっても禁止なのである。



そして、幻術が使用できないのは、もう一つ理由がある。

それは、幻術を使える人が街で幻術を使用すると、様々な魔法の条件があやふやになってしまうのだ。


例えば、太陽の光が届かなくなってきたら発光するライトがあるとする。

そのライトは本来、どのくらい周りが暗くなったら明るくなるのかが決まっている。

しかし、そのライトに向かって、あるいは、その近くで幻術を使うことで、ライトがライトとして機能しなくなってしまう。

つまり、どの程度暗ければライトをつけるのかがあいまいになり、魔法として混乱してしまうからだ。

そして、魔法が乱れれば、ソレを作った人や使った人にも影響がでてきてしまう。


つまり幻術は、ただ単純に危険かどうかが分かっていない未知の部分がある上に、発動させることでたくさんの人間に危害を加えてしまうものなのだ。



そして、その痕跡は、多くの人間が気が付かないものだが、私は、かすかな魔力の流れをみることができた。

そこに意識を集中させて追っていくと、さっきの商会の建物が見えた。

しかも、先ほどよりも人の流れが慌ただしい。

遠くをみることのできる魔法を使って見ると、生気が抜けたような顔をしているアルと、レインだと思われる人がいた。

なぜ言い切れないのか。

それは、レインの見た目が変わっていたからだ。

白くてきれいな髪は、水色に、赤い瞳は、灰色に。

しかし、魔力の流れが先ほどと似ていることから、何とか判別ができた。

ちょっと気になって近寄ると、遠くをみることができる魔法で覗いている私と目が合い、驚いたような顔をした後、何やらみみうちちをして外にでてきた。



つまり、見つかっちゃった!?

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