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小説ワープ  作者: 青。
2章 帰りたーい、帰りたーい、あったかい我が家が待っている?

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32/50

32話 マンガ

行商人が、漫画を持ってきていた。

マンガは、とても嬉しい。

もちろん本は好きだが、マンガも読みやすくて好きだし、絵があるから綺麗だ。

マンガ自体は全く知らないものだったが、とりあいず買うことにした。

とても嬉しい。

しかも、そのマンガはどうやらたくさんあるらしい。

今回はお試しで、一冊しか持っていないらしいが、これから持ってきてくれるそうだ。

とりあいず、そのマンガと、いくつかのアクセサリーを買って、その日は帰ってもらった。


     □     □     □


そしてその夜、私はこんさんと話をしていた。

マンガについてである。

漫画を見た時に、少し興奮していたせいか、鈍くなっていたのだが、それでも私の感覚的に違和感があった。

なんとなく、触れては行けないような気配がしたのである。

しかし、他の人達は全く気がついていないようだった。

そのため、とりあいずは様子を見ようと思ったのだが、こんさんが顔をしかめているのを発見したため、作戦を変更させた。

私のもとにマンガを集めることにしたのである。

こうすることで、私とこんさんに分かる違和感の正体について研究するとともに、他の人に害が及ばないようにするためだ。


そして、こんさんが見た結果、このマンガは、呪術に近しいものを持っているらしい。

しかも、徐々に魔力を吸収しているらしい。

こんさんの精度の高い解析によると、前にレインが起こした雨と同じような効果があるらしい。

その効果というのは、

『転移』

転移は、RPGの世界だとかなり多いが、この世界では禁忌だ。

転移に必要な魔力量が膨大な上、呪と同じように、寿命を削るからだ。

最悪の場合即死してしまう。

かつての実験の記録で、転移に必要な魔力量を持っていた人が実験を行ったところ、その人は実験中に変死し、その家族も事故で亡くなってしまっている。


つまり、呪われているように感じてしまうのである。


通常の呪術では、解析をかけた際に違和感がある。

しかし、今回の解析では、その違和感が無かった。

つまり、リスクが低い可能性があるのだ。


要するに、かなり精細な調査を求められる。

そこで、こんさんが助っ人を呼んできた。

研究に日々をささげている、ライカさんと、その相棒のパージさんである。

どちらも、いかにも専門職というような見た目をしている。

つまり不健康そう。


しかし、研究の内容について話すと、その目はだんだんと輝いていっていた。


     □     □     □


それはさておき、ここでライカさんについて説明をしましょう。

彼女は、ライカさんと言って、基本的に森にある実験室にこもりっぱなしでいるような、筋金入りの引きこもりだ。

彼女の興味は、物理、化学、地質学的、生物学、魔法研究など多岐にわたっている。

毎年、多くの科学者がさじを投げた発明を一つずつ完成させるようなことをやっている。


しかし、彼女がそこまでたくさんの発明をするようになったのは、彼女の相棒が相棒になってからだ。

ライカさんはそれまでやったことのないことをやってみようと考えて、炎の攻撃魔法を、一般レベルまで弱めて、自由に操作することで、火をおこす手間を省かせようとする実験をやっていた。

彼女は、実験を繰り返していたが、何かがハマらずに困っていた。

そんな時に相棒になったのがパージさんだ。

彼はかなりのアイディアマンで、毎年の発明のアイディアは、大抵彼がだしている。


つまり、頭が柔らかいアイディアマンと、知識がたくさん頭に詰まっている真面目さんのコンビなのだ。


そして、彼女たちは、発明が不可能だったことは一度もないことから、今回頼ることになったのである。

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