31話 新たな仲間
私はただいま、1人の女性から話を聞いていた。
話というのは、先ほど、お茶会をめちゃめちゃにしてくれた件についてだ。
あれからすっかり落ち着いているようで、今は呪術は発動していない。
そのため、話を聞くことになった。
彼女の名前は、ランドルト・レインというらしい。
レインは、産まれたときから、何か不安を持ったり怖いと思ったりすると、不安や恐怖を抱いた対象に雨を降らせることができた。
しかも、その力はレインすら操作できないものだった。
それに加えて、この呪術は無意識に発動するため、寿命などの影響があまり見られないらしい。
だが、もともとの容姿を疎まれていたため、呪術を使うことができるという噂は瞬く間に広まった。
彼女の、白い髪に赤い瞳はとても綺麗だと思うが、世間一般では、そうは思わないらしい。
それで、爵位が低く、男爵家であることも噂され、格好のいじめのネタになっていた。
ランドルト男爵家は、かなりの商売上手で、かなりの財産を商売で築いてきたらしい。
しかし、レインのことを噂されるようになってからは、全くと言っていいほど商談が舞い込まなくなってしまったのだ。
それ以降、ランドルト男爵家は、落ち目になっているらしい。
今回のお茶会に参加したのは、噂を知らない国王陛下と仲良くできれば、商談も再開できるのではないのかと考えたからだそうだ。
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かなり困っていたということになる。
困っているなら助けたいと思うのが私の性分だ。
だからこそ、とりあいず商談を進めることにした。
自分の得意なことをやったほうがいいと思ったかららしい。
つい最近まで商談が来なかったのに、すぐに商売として成り立たせることができるのか心配になったが、大丈夫だと本人が言っていたため、信じてみることにした。
とりあいず、珍しいものを揃えてくれるらしい。
楽しみである。
また、それに加えてレインと友達になることにした。
レインはかなり人見知りで、会ったことのない人と話すことが苦手らしいが、その反面計算が得意で、4ケタ×4ケタの計算が暗算でできるレベルだ。
そのため、ランドルト男爵家では、経理で貴重な人材らしい。
しかも、計算に強いだけではなく、いろいろなことを知っているらしい。
だからこそ、ランドルトの知恵袋として重宝されている。
レインはかなりできる子らしい。
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1週間後、約束に違わずランドルト男爵家自慢の商人たちがやってきて、いろいろなものを見せてくれた。
すごく繊細な形をしている細工箱やアクセサリーなど、いろいろなものが揃っていた。
買う気になっているかと言われると嘘になるが、みるだけでもとても楽しい。
しかし、買う気がないという言葉は、一瞬で吹き飛んだ。
品物をみて、自分の目を疑ってしまった。
そこには、マンガがあったのだ。




