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小説ワープ  作者: 青。
1章 本が読みたい

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3/50

3話 宝の山

夢を見た。だれも何もしてくれない夢。いつものことだ。だれもがみない。何もしてくれない夢。助けてほしくて、「助けて」といった瞬間、いつも、夢が終わる。

目が覚めてしまった。どうやらかなり空が暗いので、かなり早く目が覚めてしまったらしい。隣を振り向くと、なぜか婚約者がいる。いらなくね?と思いながら見ていると、目が覚めたらしい。身支度を行っている私のことを、すごく面白いものでもみているように凝視していたので、「邪魔だからどいて」といって追い出した。

ちょうどその時に、レイさんがドレスを持って立っていた。ドレスはもうこりごりなので、絶対に着るものかと意地を張って頑張りまくったことで、時間を代償にして、シャツとズボンで我慢してもらえた。

嬉しいね。

さてさて、着替えたら朝ごはんでも食べるかということで、広間に移動した。この家では、食事はみんなで食べるのが習慣らしい。

そのため、家族がたくさんいても大丈夫なようにかなり広くなっている。

そのうちの適当なところに着くと、食事が始まった。正直、めっちゃ飯うまい。さっすが貴族だと思う。

飯を食べて、自由時間かと思いきや、呼び出されてしまった。

だるいけど、素直に執務室に向かう。執務室では、アルと、後ろにだれかいて、なぜか睨んできていて怖い。

まぁどーでもいいので、黙っていると、向こうの方から紹介してきた。

「こいつはサトシといって、俺の従者をしている。」とのことだ。

サトシと言ったら、どうしてもアニメの主人公を思い出してしまう。だれもが一度は見たことのあるあの長くやっていたアニメ。

そんなことはさておき、向こうを紹介されたなら、こっちも自己紹介しないといけない。

正直めんどいので、「ルーでーす。よろしく」とだけいっておいた。

ここまで来て、なんかあるのかと思ったら、従者との顔合わせだったらしい。

拍子抜けだ。しかし、これで暇になったわけだ。つまり、本が読める!


私は今、書庫に来ている。びっくりした。これだけたくさんの本があるのなら、文字どうり宝の山、どれから読むか迷っちゃうくらいだ。

本の種類は、物語と、参考書のような学習的な内容の本の2つがあった。物語は、後で読むとして、まず目についたのは、ひときわ分厚くて、豪華な本。

なんの本かと開いてみたら、歴史の本だった。せっかくなので、この国、聖ルベリオル王国の歴史について、この歴史書を参考にしながら説明していく。


この国ができる前、今からおよそ1000年前くらいには、別の王国があった。その国では、王がたくさんの財産を持ちながら、それを贅沢のためにしか使わず、国民の85%は、その日の食べ物にも困っていた。

普通にやばい国だったのである。さらに、その国に、ある出来事が追い打ちをかけた。

魔の者の再来である。魔の者とは、人間と、何らかの部分で違いがある、人間ににた見た目をしている者たちである。

当初、魔の者は、人間と、寿命、運動神経、足の速さ、食べるもの

などのことに違いがあるだけで、人間とは友好的だったが、それはすぐに崩れ去ってしまった。

なぜ、共存できないのか、それは単純に、魔の者が人を、襲うようになったからである。

突然変異野なのか、あるいはツメを隠していただけなのか、詳しいことはわからないが、その時から、魔の者は、人類の敵となった。当時、かつての王国には、多くの資源があったため、それを求めて、大陸外から圧力をかけられることもあったが、魔の者によってピタリとなくなった。

魔の者は、それだけ恐れるべき存在だった。人間を食べた魔の者は、人間を食べていないものよりもかなり強くなっており、1匹の魔の者に対して、騎士達が20人でかかったという記録もあるらしい。

なぜ、魔の者は驚異となったのか、それは、魔の者にあって、人間になかったものがあるからだ。なんだと思う?

答えは、魔法だ。

人間には、どんなにあがいても魔法は使えなかったのに、魔のものには、魔法が使えたのである。魔法は、強力なものだと、でかい火を生み出せたり、災害を起こせたりした。

まぁ、そんな化け物に立ち向かっていくほうが無謀なわけで、だんだんと魔の者に侵略され始めた。

もうこの国もだめだと思われた時に、救世主が現れた。それが、今の国王の祖先である、レイナルド・ルイカである。ルイカは、代々王に使える宰相の家系だったが、王の政治に反対し、民を救おうとしてきた、いい人で、国民の期待と、安心感ははかりしれなかった。

むしろ、今までその国が滅びなかったのは、宰相であったルイカのおかげである。

そして、ルイカは、国民に期待を抱かせるもう一つの要素を持っていた。

それは、魔法の才能である。魔法は、魔の者の領域であり、才能のあるものにしか使えないものだと考えられてきたが、ルイカは、魔法が使えたのだ。

しかもかなりチートなやつだ。

ルイカが使用できたのは、「千変万化」というものである。これは、イメージを現実に変えることができる能力で、それによってルイカは、魔の者が、完全に消えるイメージをしながら魔法を唱えた。すると、一夜のうちに魔の者が、完全に消えることとなる。そしてルイカは、そのままの勢いでクーデターを起こし、国を起こした。ルイカは、外からの攻撃に備えて、敵意のあるものがこの国に近づかないというイメージを唱えた。

そして実際、この国では、まったくと言っていいほど攻められていない。

さらにルイカは、もう一つの改革を行った。魔の者を討伐した際に、功績があるものと、領地の運営に長けているものを、ペアにして領地を与えたのである。そして、そのルイカの配下としての証に、強力な魔法が与えられた。

ルイカにとっては、配下に能力を与えることは、簡単なのだろう。なにせイメージするだけだから。

そして、多くの騎士たちが領地の運営を行う領主となったところで、土地が足りなくなってしまった。

騎士があと3人いるのに、与えられる領地がなくなってしまったのである。

そこで、ルイカは当時、3人が、策略面において長けていることを考慮し、側近として配置した。その3人のうちの1人が、アルの祖先だったらしい。

というふうなことで、現在まで続いているわけだが、この国の王や貴族たちには賢いものが多いため、王に反逆したり、民をないがしろにすることは、ない。


うまくできてんなー、と思いながら本を読んでいたら、もうページが終わってて、本を読み終わってしまっていた。

本は、時間をとかしてしまうようで、あっという間に昼すぎになっていた。

一息ついて、次の本を探そうとしていた時に、なぜかアルがいた。

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