表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小説ワープ  作者: 青。
1章 本が読みたい

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

25/50

25話 閑話 新しい国王(ルイス視点)

私はルイス。

国民の多くは、「国王陛下」と呼んでいる。

しかし、私には、だれにも言えない秘密がある。

それは、本来、だれもが使うことのできる魔法が使えないことだ。

国民に対して心配をかけないことと、私の国王としてのプライドから、だれにも何も言わずに生きてきた。

しかし、そのことを逆手に取り、いつの間にか調べたのか、私が魔法を使えないことに気が付き、脅してきた。

私は、従うしか無かった。

国王として、国民が不安にならないようにしなければならない。


国民に対する配慮から、私は脅してきた家に従うふりをした。

最後のあがきである。

まず最初に、その家から、婚姻という形で、側近のもとに、娘を送り込ませ、人質にした。

そして、脅してきた家についての悪評を流させ、噂という面で追い詰めた。

しかし、向こうも、ただ黙って見ているだけではなかった。

私に対して、「死ね」

と言ってきたのだ。


正確に言えば、玉砕覚悟で突撃しろと言われた。

しかし、そんなものに従うのは嫌だったため、一番死亡率と成功率が低い日に仕掛けることにした。

そして、その日に備えて、国王としてふさわしい者がいないか探していた。

国王としての素質は、適度に真面目で適度にふざけていて、適度に責任感があって、敵度に人望のある人物だ。

私には、子供がいないので、子供を後継者にすることはできない。

そのため、国民をいろいろとみていった。

どの人たちも、王として完全な人はいなかった。


かなり、私の後継者探しは難航していた。

そんなある日、私は、頼りになる側近である、アルをからかいに行った。

アルには、監視だけしておけばいいと言っておいた婚約者に対して、ずいぶんと丸くなったという噂があったため、生き抜きに、からかってやろうと思ったからだ。

私の場合、王としての威厳を保つために、貴族の屋敷には、ちゃんと護衛をつけて行く。

だが、アルの家は別だ。

アルの家には、特に警戒すべき者などはない。

そのため、私は、アルに止められながら、一人で屋敷に行っている。

しかも、基本的に、門を使わないで、こっそりと忍び込む。

今日も、いつものように忍び込んでいると、コソコソと動いている人がいた。

周りを忙しなく見渡している、不審者だ。


一応、声をかけてみると、ずいぶんとびっくりされた。

そして、いろいろと、そのむすめから話を聞いていた。

その娘は、ピッタリの逸材だった。

適当なところは適当だし、真面目なところは真面目で、メリハリがついている。

直感を信じた。

私はもう、時間が残っていなかったから。

この国をよりよくしてくれると信じて、私は、その娘、ルーにすべてを託すことに決めた。

私は、貴族たちに対して、時期を公表せず、いずれ引退しようと考えていることを伝えた。

貴族たちは、私に忠誠を誓ってくれているからこそ、だれも止めなかった。

しかし、なんとなく察していた者もいたのだろう。

私が、かなりはやいうちに、国王ではなくなることを。

しかし、私が言うことを、みんなが信じて託してくれた。

私の指示に従って、みんなが準備を進めた。

あとは、私の覚悟だけだったが、これも片付いた。


私は、ルーを、新国王、レイナルド・ルーが、いい国王になれることを期待し、眠りについた。

面白かったら、評価ポチってね!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ