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小説ワープ  作者: 青。
1章 本が読みたい

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24/50

24話 国王って大変!

私は晴れて、国王に就任しました。

突然なんだよって思うよね。

でも、本当に国王になってしまった。

私は、即位式の日以来、毎日毎日、国王としての仕事に明け暮れている。

何をやっているのかと言われると、地方で起きた問題などについての文章などを見て、みんなで問題解決の糸口を探るのだ。

あとは、問題を抱え込んでいる貴族がいないかをみたりする。

国王と言っても、ただ配下が何か困っていないかを見守り、必要であれば助けるだけの調整役である。


結局、国王なんて、ちょっと権力と人望があって、リーダーシップと責任感があれば、だれにでもなれてしまうのよね。

しかし、その条件が難しい。

だから、それができる人をみんなで敬う。

それだけ大変なのである。

なにせ、仕事が多いし、みんなが私のことを頼りにしている。

そのため、食事なども、異様に警戒心が強い。

食事は、まず魔法で、毒などや、異物が混入していないかを丁寧に調べた後、毒見役が口に入れ、その後30分待ってようやく料理が出てくるのだ。

あったかい料理なんて食べれないのである。

また、少し息抜きをと思って散歩をしようとしても、そばに厳重な警護をつけられてしまう。

これじゃ、息抜きなんてできないのである。


普通に、国王何てくそくらえ!、である。

歴史上のお偉いさんや、小説に出てくるお偉いさんが、

「料理が温かい」

という理由だけで感動する理由がよくわかる。


まぁ、かなり疲れてしまう。

歴代の国王が、無断で外出するレベルの茶目っ気を持っていたのは、この窮屈な生活が嫌になっていたからかもしれない。

それくらい厳重な警備なのは、やっぱり、王として認められるような人が少ないというのがある。


正直、私は王として大丈夫なのか不安になるが、本当に国王としてふさわしくなければ、みんなついてこないらしいって、こんさんとアルが言っていた。


要するに、大丈夫なのだ。


そう言えば、アルがどうなったかの話をしていなかった。

私が国王になったことで、アルは王配殿下となったわけだ。

そのため、私のもとで補佐をしている。

とても頼りになる補佐官だ。

ちなみに、アルとは今後も婚約者として過ごす。

結婚時期はまだ未定だが、いずれ結婚する予定だ。


ちなみに、こんさんとは今も上手くやっている。

こんさんだけ、王城内の図書館に入り浸って本を読んでいる。

とても羨ましい限りだが、こんさんはこんさんで、私が困っている時に助けてくれたり、面白かった小説などを話してくれるので、すごく嬉しい。


     □     □     □


しかし、本が読めないとなると、私の生きがいが失われてしまう。

私にとって、本が読めることがうれしいのだ。

そのため、正直、本が読めないのは苦痛だ。


そこで、さらに思い出した。

私は、この世界の住人ではなかったことを、日本という国にいる、ごく普通の学生なのである。



今まで、この世界での生活が楽しくて忘れていたが、

私はこの世界の人間ではない。

しかも、ラノベのように死んでしまったわけではない。

ちゃんと私は生きているのだ。


ということで、元の世界に帰って、本が読みたい、そう思った。

次回から、2章です。

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