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小説ワープ  作者: 青。
1章 本が読みたい
10/23

10話 国王がきた!?

初めて一日に3回の投稿しました。

先ほど親しげに声をかけてきた人が国王だったのだが!?

マンガとか、小説とかでよくある話ではあるけど、傍観しているのと自分の身に起こるのでは話が違う。

考えてもみてくれ、ある日突然天皇が家にやってきたらびっくりするだろ。

完全に驚かないなんて無理に決まってんだろ、ふざけんなって。


心のなかに愚痴をためまくっていると、陛下の方から自己紹介が来た。「わたしは国王のレイナルド・ルイスという。よろしくな」

一応こちらも、「アルの一応の婚約者、ルーと言います。これからよろしくお願いします。」

といっておいた。

アルが聞きにくそうに、「用件は何ですか?」と聞いてみる。

ルイス陛下が言うには、あんなに女性の扱いに慣れていないアルが、わざわざ屋敷においている婚約者が見てみたくなったらしい。

謁見には時間があるため、普通に無理を言って外に出してもらったとのこと。

めちゃくちゃ気さくな人だと思いながら見ていると、アルをからかい始めている。

どうせ、「あのアルが結婚するとは、結婚式いつ?どういう関係?いい感じなの?」とか聞いているのだろう。

根掘り葉掘り聞いていそうだし、実際聞いていた。

これは、両方に質問が飛び火するやつだと直感した私は、そっとこの場をあとにしようと歩き始めていた。

しかし、陛下は素直に逃がしてくれなかった。

肩をきっちりつかむと、「謁見の後、屋敷に帰ったあと話がある。また押しかけるからその時に話をしよう。」といって去っていった。

突風のようだなー。


それはさておき、結局衣装をどうするか問題だ。

私が脱走してしまったことで、レイさんたちも諦めたらしく、現代でいうジャケットと黒いズボンで、会社に行くような格好で行くことになった。

最初はきついと思ったけど、正直ドレスよりもマシなので、全然いいやと思いながら馬車に乗って出発する。


出発しようと思っていたら、アルと、こんさんがいない事に気がついた。

2人は、2人して屋敷の中に待機しているらしい。

特に疑問にも思わず乗り込んだのだが、乗り込んでみた後で、何をいうのかを一切考えていないことに気がついてしまう。


普通の貴族なら、場の取り繕い方とか礼儀作法とか知っているから全然いいんだと思うのだが、私の中身は所詮、貴族の皮をかぶった平民なので、礼儀のレの字もしらない。

仕方ないから、「何とかなる」と自分に言い聞かせ続け、どこまで話そうか迷いながらも、馬車で自分なりに考えていたのであった。



その頃、アルとこんさんも、同じことに気がついた。

何を話すのか教えていない、と。

普通に大問題なので、馬を使って追いつこうという話になった。

こんさんも一緒である。

2人で馬を走らせていると、馬車が見えた。

しかし、もう城に向かって突っ走っている段階で、とても追いつけない。

だめかもと思っていた時に、「お前は何を馬に乗っているんだ。」という声が横から聞こえた。

まさかと思って横を見ると、陛下がいた。

陛下に伝言を頼むのはあれなのだが、仕方がないので、「知識ノ魔の者とつながりを持ったことは言っていい。」と伝えてください。

と伝え、屋敷に戻る。



その頃、私はすでに王城の個室で待機していた。

その時に、陛下の従者であるという方が「アルからの伝言で、知識ノ魔の者とつながりを持ったことは伝えろ。とのことです。」と伝えて去っていった。

いよいよ謁見が始まる。

リアクションしてくれた方、ありがとうございます。

これからも頑張りますので応援よろしくお願いします。


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