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小説ワープ  作者: 青。
1章 本が読みたい
1/50

1話 ここどこだよ

今回から新連載です。

とりあえず楽しんでくださると嬉しいです。

私は、ある夜夢を見ていた。私は普段睡眠は深く、基本的に夢を見ることなんてなかった。だからこそ、何かが起きると思った。そしたら、何か起きたのだ。何が起きたって?そんなの答えは簡単「そんなの誰が知るかよ、ふざけんな」だ。答えになってない?そうだね、実際あの時、自分でもよく分からんくらいには混乱していた。そして、夢の状況を確認しようと歩こうとしたら目が覚めたた。私は、かなり規則正しい生活をしていて、親や両親に注意されることもなかった。なので、目を覚まそうとしているときに、視線と声を感じるのは久しぶりだった。というより、初めてだ。頑張って起き上がると、いつもの体よりも違和感があった。いつもよりも体がだるくて、眠かった。これがいわゆる寝不足かー、っと呑気に納得するも束の間、目の前に誰かいた。しかもドレスを着ている。なんで寝起きにドレスだよと思いながら周りを見ると、他にもそのドレス着たコスプレ?娘に従っている雰囲気の人間が何人か、えっ、ここ撮影所?なんかのドラマ?

っと思い否定する。その間も、そのドレス着た娘はこちらを睨みつけて言い放った。「さっさと起きて働け、こののろまが!」と言われ、咄嗟に今この場で最も口にしてはならないことを言ってしまった。

「は?あんた誰だよ。あんたに指図される筋合いはない!」っと

言ってしまった。正直、この言葉を発したことを、私は人生で一番後悔すると思った。

この言葉が人生を分けた。なぜならその瞬間、その娘は持っていた扇で私のことをぶん殴ってきた。

私は、残念ながら温室育ちというほどお嬢様だったわけではないが、暴力は振るわれなかったため、思わずかたまってしまった。その隙を逃さず、追撃がきた。やばい、うたれると思ったときに扉が開く。それを見て、娘は一瞬で猫を被って笑顔を見せると、勝ち誇ったような顔で偉そうな男に駆け寄る。

誰だよこいつっと思いながら、なんとか自分の気持ちを封じ込める。男は、娘に駆け寄ると思いっきり抱きしめてから、この腹黒女から話を聞いていた。それによると、自分は仕事ができないからと八つ当たりしている設定になるらしい。

クズだ。と思いながら睨んでいると、「カリナをいじめたのか?」と、もう罪を犯したみたいに確定しているクズに用はないなと感じ、「そんなことする利点ないのにやるわけないだろ」と返してしまった。

2度の失敗をかましてしまったことに後悔が走りながらも、偉そうなのを見つめていると、唐突に「話があるからちょっとこい」と言われた。

なんなんだよと思いながら着いていくと、広間がありそこで発表があった。

要約すると、私は役立たずだから金で売っ払いたいらしい。そこで、体裁を良くするために、売った家に嫁ぐらしい。

思わず「は?」と言ってしまいそうになりながらこらえる。自分でも、成長したなと思えるほどしっかり我慢した。偉いと思う。だが、「出発は明日だ」と言われ、今度は本当に「え…」という声が漏れるものの、拒否権ないので「わかりました」と答えた。

ちなみに、さっきから話しているのは私の父親で、猫を被ったクソ娘は妹らしいよ。

縁切られたから関係ないかなー。話が終わった後、なぜかメイド服着た人たちが、すごく申し訳なさそうに仕事を置いていくので、質問をしながらも丁寧に仕事する。あっという間に夜になってしまった。


まずは状況を整理しよう。私は……名前、なんだ?思い出せ、なんて呼ばれた?あっ、思い出した!ルーカラって呼ばれてた。(メイド服の人に……)それで、見る限り貴族だと思う。多分うちの実家はまあまあ裕福だけど、ルーカラ(自分)はさしずめ、家族に虐げられている可哀想なヒロインと言ったところなのだろう。

さてさて、そんなふうに状況を考えると、自分がなんなのかがある程度わかってくるものである。

私は残念ながら天然ではないので、この舞台設定で、思わず思い浮かべるものがあった。それは、私がどハマりしていた恋愛小説「公爵家の当主になぜかできあいされてます」って言うやつで、いた気がする。まあ、なんとかなる、と思うし、どうせ明日からここにはこないんだしいいかな。

翌日、朝からなぜかドレスに着替えさせられた。ドレスって、コルセットがあるのが基本、つまりは歩きにくい、動きにくい、苦しい、とてもつらい。

ぶつぶつと文句を言いながら馬車に乗り込むと、メイドさんが3人いた。その人たちと向かい合って座りながら、自己紹介。

メイドさん3人衆は、すげー雰囲気が似ているけど、髪飾りが違ったのでわかる。右の人から、レイ、リン、ライというらしく、私の結婚相手の命令で私につかえるメイドとのことである。用は監視役ってわけだ。

一応私も、「初めまして、ルーカラと言います。ルーとでも呼んでください。」というふうにいうと、3人衆は驚く様子を見せる。なぜ?と思っていると、レイさんが教えてくれた。どうやら、向こう側はかなり傲慢で傍若無人なガキだと聞いていたらしい。

まあ要するに我が妹が縁談に出されていたのだろう。調べた名前はカリナと言うらしいから、間違えないのだろう。要するに、あのクソジジイは俺を身代わりとして売ったわけか。

「クソジジイが」と思わず言ってしまいそうになりながらなんとかこらえる。どうやら婚約者はかなり抜け目のないやつらしく、情報戦に長けているらしい。

そうこう考えているうちに、到着したらしい。馬車から降りると、そこに迎えがたっていた。そして、「えーっとだれ?」と言ってしまった。

その場の空気が一瞬で凍りついてしまった。

これから頑張っていきたいですね。

遅れることもあると思いますが、頑張ります。

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