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異世界ざこぴぃ冒険たん  作者: ざこぴぃ
第四章・ホンモノと複製
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ちょっとひとやすみ


―――異次元空間アリスのお部屋―――


「……ズズズ」

「……ズズズズ」

 お茶をすするアリスときりん。

「――あの時のぉ、もしわしが禁忌を犯さなければ、きっとハルトはもうこの世界にいなかったのじゃよ。でも、それはそれで自然の摂理と割り切るべきだったのかもしれんのぉ……」

「いいえ、アリス様は間違ってはいませんよ。私は皆さんと出会えた事を誇りに思いますよ」

「そうかのぉ……うむ。前にも話したがハルトは1人だけではない。ハルト本人も既に複製されておるしな」

「ご主人様以外に複製は何人おられるのですか?」

「少なくとも他に3人はいるはずじゃ」

「3人ですか。別世界にですか?」

「どうじゃろうの。じゃが1人は過去に魔王を名乗り同じ世界線を生きておった。名前は……ナツト・チガ。あれはわしの過ちじゃ。あの時……」

 ザァァァ……!

THE複製(ザコピー)!!」

「……雑魚……ぴぃ?はは、アリスはゲームばかりし……て……」

 男の子は一度、交通事故で死にました。だけど、禁忌の法により生き返りました。まわりの人達は、男の子が死んだことに気付きませんでした。複製はあくまで複製です。男の子は記憶を失いました』

 ザァァァ……!

「……あの時、人間に複製を初めて使用した。未熟ゆえ、4回目でようやく成功したのじゃ」

「残りの失敗した複製体は死んでしまったのでは?」

「肉体はな。しかし魂は生きておった……と思う。かなり後で知ったのじゃがな」

「その魂が別の人に転生した可能性があると言う事ですか?」

「おそらく……な」

 天井を仰ぎ、お茶をすする2人。

「1人は先程話したナツト。わしの実の妹、月子の手によってに生かされておった。昔1度だけじゃが会った事がある」

「そうだったんですね。ナツトさんはネプチンのお城でお亡くなりになられてましたね……。お会いできなくて残念です。その妹さんの月子様はどちらに?」

「どこにおるんじゃろうのぉ。数百年、連絡を取っておらぬからのぉ」

「あらあらまぁまぁ。それは心配ですね」

カチャリ……!

「……ズズズ」

「……ズズズズ」

「さて、分体を出してハルトの様子を見てくるかの」

「はい、アリス様。いってらっしゃいませ。あっ、片付けしますのでそのままで」

 こうして僕達は新たな試練に立ち向かうのであった。


―――第一部・完―――

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