【起】宣戦布告
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
創作部。のあの子のお話。
昨日は荒っぽい伏線回収の話でしたので、もう少し連載では膨らませたいと思います。
私は今だ静かに微笑を浮かべる兄に向かって宣言した。
「兄さん、貴方の力が借りたい。兄さんがどうやって書いてきたか、教えて欲しい」
私は兄さんに憧れて執筆を始めた。けれども私の能力では未完で終わらせる事が殆どだった。だったら目標となる人に教えを乞うのが一番早いだろう。兄さん自身も私が物を書くことを容認していたし、そこまで酷く断られる事は無いだろう。
しかし。兄さんは暫く沈黙した。先程まで浮かべていた微笑を表情の裏に隠し、真剣な目で此方を見据える。
「其れは……出来ない……」
返ってきたのは拒絶の言葉だった。
何故? 私に教える時間が無いから? それとも私がまた未完で終わらせてしまうのが嫌だから? 思い当たる節を思い浮かべて、説得の言葉を用意した。
私はその間、非常に悔しい顔をしていたのだろう。私が問いかけるまでもなく、兄さんは溜息を一つ吐く。
「疑問に思っているね。私が嫌がる理由。まぁ纏めると
・あんまりとやかく指示を出すと、自分と同じ小説になり、オリジナリティに欠ける。
・失敗した時に自分が責任を負い取れない。取りたくない。
・自分がずぶの素人であり、的確な事を言えない。
・実績もないのに口煩くなってしまう。
この四つ」
兄さんは私の前に手を出し、指を立てながら説明を行った。
「似たような小説にならないように、構成だけ教えて欲しい。私が頼んだんだから、失敗は貴方の責任じゃない。私は兄さんに憧れて……」
今度こそ未完のままで終わらせるのは嫌なのだ。待ってる読者がいるか分からない。けれども時折興味を持って訪れる人々を落胆させたくない。だったらきちんと完結させたい。その為に、完結へと導いて来た貴方の力が必要なんだ。
私の必死な声が部屋中に木霊しても、兄さんは首を縦に振らなかった。
「知ってる。君は私に憧れて執筆を始めた。それでも私はプロじゃない。何か賞を取ったとか、一位になったとか、箔がある訳でもない。けれども教えるとなると絶対に口煩く言ってしまう。だから……アマチュアの判断で、君の話を壊滅に追い込みたくない。君を……巻き込みたくない」
兄さんは確かに無名の作家だ。けれどもネットに毎日何かしらの投稿を行って、必ず完結に導いてきた。なのに……。
今は絶対に首を縦に振らないと分かっていた。だからこの場を引くことしか出来なかった。でも。
「じゃあ良いよ……。勝手に学ぶから。兄さんの小説勝手に読んで、勝手に学ぶから。兄さんは私の動向を真上から見下ろして入れば良い。私の事、まだフォローしてるでしょ」
其れから兄さんに向かってただ一言。宣戦布告した。
「私の悪足掻き、ただ傍観者の様に見ていれば良い」
此処に登場する『兄さん』ばりに綺麗な話が書けるのか。という疑問。
書いてるの作者一人なんで、兄と妹の似た様な小説がつらつらと並ぶと思います。ちなみにこれは、
兄妹である事から感性が似ている。
その身近な人に憧れて始めた。
という事で、必然的に似てくる。
という事です。
兄さん、別に箔がある訳ではないんですよ。
ネット小説大賞で入賞した。
ランキング常に上位。
書店で販売される雑誌に載った。
なんて事はないんです。
ただ妹は兄さんの書く話、文章が好きだった。
他の人はどうだか知らないけど、私は貴方に憧れて始めたし、だから目標にしたい。
そこに箔とか関係ない。
そんな気持ちで訴えている思います。