〜小学校生活〜
家に帰り、ベットの上で寝ていた
「アレルギーだからってあんな言い方する…?」
私は何も現実を受け止めることが出来なかった
私はあの一件以来学校に行くことが出来なくなってしまった
家にいても勉強はしっかりやっていたし、週3回近くの公民館で開かれる勉強会にも参加していたから授業の遅れは特にはなかったのだ
何も無く2年生、3年生が過ぎていった
4年生になって姉妹学級ができた
小さい子は好きだから、一緒に遊んだり、絵を描いたり、
とても楽しい生活を送っていた
4年生になったから、私のアレルギーのことを理解してくれる人が増えた
「今日は何持ってきたの?」
「美味しそうだね」
「朝から母ちゃんすげぇな」
男子も女子も口々にそう言ってた
6年生になり、私のアレルギーはだいぶ緩和していき少量なら食べれるようになった。
中学からは、皆お弁当持参のため何か言われるという心配はなかった
それに今年、私はお姉ちゃんになった
そう、12個下の妹が出来たのだ
私の誕生日が8月20日
妹の誕生日が7月20日
1ヶ月違いで妹が産まれた
私は妹か弟が欲しいという夢があったのでとても嬉しかった
それに妹が出来たからには私は自分のことは自分でやろうと決めていた
お弁当のことだって、ずっとずっと母に任せ切りなのも気が引けていた
そう思ってはいたけれど…
母が気遣ってくれていたのはここまでだったのだ…