それでも一眼レフが商業写真で使い続けられている理由
腰を据えて撮影するのか、一発勝負にかけるのかで、
ミラーレス 一眼レフ
このに方式は永続します。
いきなり
フリンジ
という言葉を使ってしまったので、続けて書きますが
光の波長によって屈折率が変わる
ので、明暗などの境目で特定の色の滲みが出ることをフリンジと言います。
こういうのが1番厄介で
誰かが
フリンジ
という言葉を使い、あたかも写真の良し悪しに関わること
例えば
フリンジが気になる、フリンジが嫌いだ
というと、ちょっと詳しいような優越感に浸ることがあったようです。
実際は、フリンジも先のフィルムグレインも後処理で抑えられるようになりましたので
気にすることはなくなりました。
さて、ここで本題です。
後処理で回避される
悪いといわれてきた現象
これが、後処理で解決されてしまうと、
レンズ、カメラ本体で解決しなくていい
ということです。
これが如実に現れているのが
dxmark
の数値が、過去の製品を上回ることができなくなっていることです。
Z6がZ6MKIIよりスコアが高い
とか
RF24-105L4が初代のEF24−105Lより評価が低い
などです。
もちろん、最終的に後処理した画像の隅を拡大すれば
新しいものの方が良いです
それが絶対かというとそうではなく
初代レンズ、初代ボディ
を使い続けている方が、さらに良いのです。
というのは、
物理レベルで優れていれば、その差は後処理では覆せない
撮影回数が多ければ、後処理で救う幅が出てくる
加えて、レンズのマウントを置き換えたのと同時にセンサーも高解像度にできるので
手ブレ
という、最も基本的な撮影技術で高解像度が裏目に出てくることです。
その次ぐらいが、再び
フィルムグレイン、フリンジ
そもそも24メガピクセル以上は
明るい
スタジオ
さらに重い三脚
が要るので腰を据えた撮影しかできないです。
もちろん
Z9
のように、さらに複数プロセッサでカメラ側で補正するという手もありますが
でかくて重くて高い
土砂降りの日に持ち出せるかとなると
昔ながらのミラーレス 1D
となります。
値段が似たくらいでも、実績があるとないのでは大違いです。
キャノンのショールームで触らせてもらうと実感できますが
1D
はピントの合うのが速く、レリーズのタイミングを外しません。
その次が
D500
この2台がプレスの鉄板機種ですが、どちらも
20メガピクセル
です。
要するに、重箱の隅をつつくような見比べでなんか知ったようなことを書くのか
決定的瞬間が高い品質で保たれているのか
この違いです。
どう頑張っても、電子ファインダーの遅延は
形式上存在
します。
後処理でカバーすることが常態化すると、レンズの性能が伸び悩みます