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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

僕は、いつ成仏できますか?

作者: やこと

初めての投稿小説です

拙い文ですがよろしくおねがいします。

○月○日

僕は、死んだ。

ブラックな会社に勤めて、3年こき使われ続け辞めることもできず自殺という道を選んだ。

もちろん後悔はしていない

遺書も残したので、きっとあの会社も世間の非難を浴びているだろう

ざまあみろ ははは!!

だけどまあ

幽霊になるなんて思いもしなかった

まあすぐに迎えがきて成仏できるだろう・・・


○月△日

僕が死んでから3日が経った。

迎えが来ない。

なんでだ!?

葬儀が終わらなければ迎えに来ないとかそういうことか?

それなら明日には葬儀が終わる

その時までもう少し待ってみよう


両親や友人の泣いている姿見るのは、やはり辛い・・・


○月◎日

結局来ない!!

葬儀が終わって二週間、待てども待てども来ない。

もしかしてあの世からお迎えがくるのではなく、こちらからあの世に行くのではないか?

もしそうだった場合どうすればいいのか全くわからない。

もう考えていてもしょうがない

探しに行こう。

幽霊は何も自分だけではないはずだ。

さあ旅立とう


未だに両親には元気がない

元気が取り柄の両親だったから早く元気になってほしい・・


☓月☓日

僕が旅立ってから一ヶ月が過ぎた。

結論から言えば、僕以外の幽霊には会えなかった。

世界中のありとあらゆる所を周り、時には病院に張り込んだしたが会うことは出来なかった。

だが世界中を回っているときに思い出したこともある。

「未練を残すと成仏できない」

何かの本で読んだことがあった

未練ということで考えてみたがそもそも自分が自殺した原因は会社への復讐だった。

なので会社を見に行けば、成仏できるかもしれない。

少し希望も出てきた

明日行ってみようと思う


両親は今も塞ぎ込んでいる


☓月□日

ありえない ありえない ありえない ありえない ありえない ありえない ありえない ありえない ありえない ありえない ありえない ありえない ありえない ありえない ありえない ありえない ありえない ありえない ありえない ありえない ありえない ありえない ありえない ありえない ありえない ありえない ありえない ありえない ありえない ありえない ありえない ありえない ありえない ありえない ありえない ありえない ありえない ありえない ありえない ありえない ありえない ありえない ありえない ありえない ありえない ありえない ありえない ありえない



☓月■日

結論から言うと会社は何も変わっていなかった。

僕が死んだ前と変わらない

人を使い捨てにするような経営

仕事量に見合っていない給料

横行するパワハラ、セクハラ

そう何一つ変わっていなかったのだ!!

僕はこんな会社を変えるために死んだのに!!

これでは僕が死んだ意味がないではないか!!

僕は何のために死んだんだ・・

これでは家族や友人を悲しませただけではないか・・



ああそうか

僕は生きて戦うべきだったんだ

一人で抱え込まず、誰でもいいから話すべきだった

辛くても苦しくても戦うべきだったんだ。



でも僕は、気づくのが遅すぎた・・




その日僕は、この世から消えた





ここまで読んでいただきありがとうございます

この小説を読んで少しでも自殺というのが悲しいものだと分かって頂ければ幸いです

また少しでも思うことがあれば感想などいただければ幸いです。

重ねてではありますがここまで読んでいただき本当にありがとうございました。

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