第二十六話 報酬と戻ってきたもの
リリの誕生パーティーの次の日、冒険者の仕事から家に帰ってきたソフィアに声を掛けられた。
「ルゥ。ミーアさんが呼んでいるから明日、冒険者ギルドに行きなさい」
「あれ?次の依頼は風の季節に入ってからじゃなかったでしたっけ?」
冒険者見習い一年目の最後に行われる要人警護の依頼は、風の季節に入ってから行うと聞いていた。予定が変更になったのだろうか。
「違うわ。依頼じゃなくて、この前の遺跡調査の報酬がやっと来たんですって」
「この前?ああ、そう言えば、王都で査定されてからって話でしたね」
そう言えばそんなことがあったな。最近、色々あったので正直なところ、すっかり忘れていた。
「それにしても、随分と時間が掛かりましたね。いつもこんな感じなのですか?ソフィア姉様」
「いいえ。今まででこんなに時間が掛かったことはなかったわね。何かあったのかしら?」
どうして「何かあった」と言いながら俺を見るのですかソフィアさん?俺、何かした覚えはありませんよ?
「まあ、行けば分かるでしょ。明日、朝からだからね」
「はい、分かりました」
次の日の朝、朝ご飯を食べた後に冒険者ギルドへと向かった。いつも通り、なぜか呼ばれていないソフィアも一緒だ。全くこの姉は今日、仕事は入っていないのだろうか・・・。冒険者ギルドに到着し、建物の中に入るとすでにリッドたち三人が受付に集まっていた。どうやら、俺が一番最後のようである。
「おはようございます。すみません。遅くなりました」
「おっす。いや、俺たちもついさっき来たところだぜ」
「おはようございます、ソフィア様。それとルートも」
「おはよう」
「これで全員揃ったわね?じゃあ、早速だけど前回の遺跡調査での報酬をついて説明するわね」
「まずは、遺跡の未到達エリアの探索についてね。これは、生きた転移陣を発見したことが大きく評価されたわ。その代わりに遺跡の中で討伐したゴーレム以外の魔物と魔獣の魔石や備品にと併せてという形となってけど、それでも大銀貨一枚となりました。魔石や備品だけだと小銀貨一枚いくかどうかと考えればかなり、高く評価してもらえたみたいね」
「ゴーレム以外の魔石って確か、結構な数があったと思うのですがそんなに高くないんですね」
「そうね。弱い魔獣や魔物から取れる魔石は品質が低いの。魔術具として使用するために精錬をする必要があるからどうしても安くなっちゃうのよね。だから、今回、倒した魔物や魔獣だと大した金額にはならないわ」
なるほど。雑魚をたくさん倒してもお金には大してならないということか。
「ところで、生きた転移陣って珍しいものなのですか?」とミーアに尋ねてみるとソフィアから答えが返ってきた。
「全く、生きた転移陣がない訳じゃないの。ただ、転移陣自体が古代の魔法技術で、現代では失われた魔法技術となっているのよ。だから、生きた転移陣からどうにか再現が出来ないか、魔法ギルドの研究されているわ」
「へえ、そうなのですね」
残念、転移陣は失われた技術なのか。転移陣があればいろんなところに一瞬で行けて便利そうだったんだけどな。出来れば海沿いの町とかに一瞬で行って海鮮物でも食べれたらとか・・・無念。
「それにしても、転移陣が珍しいものと考えるとエリオットさんはよく、一目であれが転移陣だって分かりましたね?」
「え?ああ、そうね、うん。エリオットさんはほら、魔法ギルドにも所属してるし、転移陣に関しても一枚噛んでるみたいよ?」
なぜかちょっとしどろもどろになるソフィア。まあ、いいや。それにしても、さすがはエリオット。今度、転移陣の研究状況がどうなっているのか聞いてみようっと。
「さて、じゃあ続けてさせてもらうわね。次にゴーレムから取れた魔石についてよ。さっきも言った通り、魔石は品質が低いと安くなるんだけど、今回、ゴーレムから取れた魔石は大変、精錬されたものだと評価されたわ。こんなに精錬された魔石は珍しいって。それによく見習いが倒せたなって魔法ギルドの研究員が驚いていたそうよ。それで決まった報酬が小金貨一枚よ」
ミーアが報酬金額を言った途端、リッド、アンジェ、ティアがぽかんと口を開けて呆然とした顔になっている。俺は未だこの世界の通貨に今一つ慣れていないため、一人だけ取り残された状態である。えーと、さっきの大銀貨一枚が十万エルクだっけ?で、今の小金貨一枚は、大銀貨十枚分だから百万エルクか。そう言えば、冒険者見習い二年目に稼がないといけなかったのが小金貨一枚だったかな。
「ほうほう。じゃあ、あれですね。二年目はゴーレムを四体狩れば達成ということですね?」
「そんなにゴーレムばかり居てたまるか!!」
「そうそうゴーレムが居るわけないでしょう!!」
「ゴーレムなんて滅多にいない!!」
リッド、アンジェ、ティアの三人から猛烈な突っ込みが入る。何も連携して言わなくても・・・。しかし、そうか、滅多に居ないのか。それは残念だ。まあ、確かに、そんなにポンポン取れたら貴重でも何でもないから当然と言えば当然か。
「ふふっ。で、ここからが本題なんだけどね。報酬は皆どうする?」
ミーアから報酬はどうするのかと尋ねられた。どうするというのは分配をどうするのかということだろうか。
俺は、何気なく「等分で良いんじゃないんですか?」と返したら、リッドから「ちょっと待った。それはおかしい」と声が掛かる。アンジェとティアもリッドの言葉を肯定するように首をコクコクと縦に振っている。
リッドにおかしいと言われたので少し考えてみた。・・・・ああ、そうか。よくよく考えれば俺は、遺跡調査では記録係として、ほとんど魔獣や魔物の戦闘に参加していない。やったと言えば最後のコウモリ一匹とゴーレムだけだもんな。それじゃあ、皆が納得しない訳だ。
「そうですね。ほとんど戦闘に参加してなかった俺が皆と同じ分配になるのはおかしいですね。それじゃあ、三人で決めてもらえますか?俺は、残りで構いませんので」
自分の中で納得したところで、三人に提案をしたら、今度はアンジェにガシッと両肩を掴まれ、前後に俺を揺さぶりながら「どうしてそうなりますの!?」と言われた。ええぇ、俺に一体どうしろと・・・。
完全に困惑している俺を見かねたのか、ティアが額に手を当てながら俺に近付いてくる。
「・・・はぁ。あのねルート?ゴーレムはルートが倒したでしょ?だから、ゴーレムの魔石の取り分はルートのものよ?」
ティアの言葉に腕組みをしているリッドと俺の両肩を掴みっぱなしのアンジェが首を縦に振る。なるほど、皆はそう思っているのか。だが、それだったら異議ありだ。
「それは違うと思います。確かに止めを刺したのは俺ですが、俺一人で戦った訳ではないです。それに皆で戦ったからこそ、止めを刺す方法を思いついた訳ですし。皆で勝ち取った報酬だから皆で分配するのが当然だと思います」
「でもな、ルートが倒したことには、違いないんだぞ?」
「そうですわ。あなたが倒したのですからきちんと受け取るべきですわ」
「それじゃあ、俺にゴーレムの報酬の権利があるということですね?だったら、俺が配分を決めても良いですよね?」
少し揉め始めたところで、ソフィアが手をパンパンと叩きながら歩み寄ってきた。
「はいはい。そこまでよ。皆、ミーアさんを見てみなさい?」
ソフィアから言い争いは止めるようにストップが入る。それにしてもミーアを見ろとはどういうことか。疑問に思いながらミーアの顔を見遣るとものすごく生暖かい目で俺たちを見ていた。「皆、若いわね。微笑ましいわ」と言わんばかりの表情だ。・・・何かものすごく恥ずかしい。
「さて、皆、落ち着いたかしら?三人の気持ちも分かるけど、今回のこと、私はルゥの意見に賛成よ。確かにルゥが止めを刺したかもしれないし、ルゥが居なかったら倒せていなかったかもしれない。けど、四人でゴーレムに挑んだことで勝ち得たのだと思うわ。結果だけじゃなくて、それに至るまでの過程も考慮しないとね。それに、もし、ルゥ一人でゴーレムを倒したことが悔しいのであれば、その分、ルゥに負けないぐらい鍛練を積んで皆、強くなりなさい」
「・・・はぁ。分かったよ。ソフィアさんにそこまで言われたらなぁ」
「分かりましたわ。ソフィア様がそう仰るのであれば」
「分かった。私もそれで良いです」
何だかソフィアが頼もしく見える。実にお姉さんらしい姿を初めて見たような気がする。とりあえず、何とか話がまとまりそうなの雰囲気に俺はホッと胸をなでおろした。
「話はまとまったわね?それじゃあ、最後の話をしたいのだけ良いかしら?あ、そうそう、報酬はすでに等分に分けて準備してるから後で渡すわね」
どうやら、ミーアがこの場の誰よりも一枚上手のようだ。さすが、この中では年長者なだけのことはある。言ったら間違いなく怒られると思うから口にはしないけど・・・。ところで、最後の話とは何だろうか。何か残ってたっけかな?
ミーアは「よいしょ」と言いながら受付カウンターの下からガラスケースを持ち上げて、受付カウンターの上に置いた。なぜ、遺跡で見つけた卵の入ったガラスケースがここにあるのだろうか。
「あれ、これって。遺跡で見つけた卵ですよね?どうしてここに??」
「そう、実はね。この卵のせいで報酬の査定が遅くなってたのよ」
ミーアが言うには、まず、この卵が何の卵なのかということを魔法ギルドの研究所にある魔獣、魔物を専門に研究をしている部門で調べたそうなのだが分からなかったそうだ。そして、専門部門以外で分かるところがないか、研究所内の色々な部門で卵はたらい回しになったらしい。しかも、その挙句に、何の卵か分からなかったそうだ。
このままでは、価値の付けようがない。でも、少なくとも卵の大きさを考えると通常の鳥などの生物とは考えづらいし、そんなものが遺跡の最奥にあるとは思えない。魔獣や魔物であれば、せめて、中から魔石を取り出したらどうかという話になったらしい。だが、その試みも失敗に終わる。なんと、何をしても卵を割ることが出来なかったらしい。ハンマーで叩く、地面に思いっきり投げつける、高いところから落としてみる、魔法攻撃をしてみるなど色々と試したそうだが、結局、傷一つ付けることが出来なかったそうだ。
結果として、取扱いに困った卵は返却されることになり、約一月ぶりに俺たちの前に戻ってきたとのことであった。
「見た感じはただの卵に見えるんだけどなぁ」と言いながらリッドがガラスケースから卵を取り出した。手で硬さを確かめるように軽く叩いた後、卵を受付カウンターに置いて、左の手で押さえながら右でチョップの構えをとった。
「せい!!・・・・・いっっってえええぇぇぇ!」
「はぁ。リッドは一体、何をやってますの?」
「すげえ。めっちゃくちゃ硬いぞこれ。アンジェもやってみ?」
リッドから卵を投げ渡されたアンジェは訝しげそうに卵を睨んだ後、剣を手に取って、柄の部分で思いっきり卵を叩いた。ギンッという鈍い音はしたものの卵に傷一つない。
「本当に硬いですわねこれ。ティアも試してみますか?」
「・・・うん。リッド。卵持ってて」
「よしきた」
アンジェから卵を受け取ったリッドは、瓦割りのように卵を前に突き出して構えた。ティアはその卵目掛けて身の丈と同じぐらいある大きな杖を勢いよく振り下ろした。先ほど同様に鈍い音はしたものの卵はきれいなままである。
「これ、本当は卵じゃなくて石かなんかじゃないのか?」
「いや、さすがにただの石だったら傷がつかないってこともないと思うんですけど」
「うーん。それもそうか。そういや、ルートはまだ試してないよな」
リッドから卵を受け取った俺は、色々な角度に傾けながら卵を調べる。見た目もそうだけど触った感じも卵なんだけどなぁと思っていたら、卵に不思議な模様浮かび上がる。
「え?」と口にした後、俺の意識は暗転した。
「・・・うぅ。頭がくらくらする。それに身体が重い。・・・・ここはどこ?」
俺は寝た覚えがないのだが、いつの間にか寝てしまっていたらしい。目を覚ますと知らない天井が見えた。
「ルゥ!よかった。目を覚ました。ねえ、大丈夫?何があったか覚えてる?」
声のする方に視線をやると心配そうに俺の顔を覗き込むソフィアと後ろの方にリッドたちが見えた。何があったか覚えているか。何があったかな。・・・・頭がくらくらしてどうにも思い出せない。
「すみません。頭がくらくらしてよく分かりません。ここはどこで、俺はどうして寝てるんでしょう?」
「ここは、冒険者ギルド内にある一室よ。ルゥは遺跡調査の報酬を受け取りに来ていたの。わかる?」
そういえば、そうだった。ミーアに呼ばれて冒険者ギルドに来ているんだった。それに、だからリッドたちもいるんだな。・・・ん?でも、それだと俺が寝てる理由が分からない。
「冒険者ギルドに来ていたいことは思い出しました。けど、俺はなぜ寝てるんでしょう?・・・それにひどく身体が重い・・・」
寝ている理由を問いかけるとソフィアが複雑そうな顔をした。後ろに見えるメンバーも苦笑気味である。一体どうしてそんな顔をするのだろうか。俺は何気なくソフィアたちから視線を外し自分の身体を見るように視線を下にずらした。すると、俺に掛かっている布団のお腹辺りが不自然に膨らんでいる。
「何だ?」と口にしながら掛け布団をめくると俺のお腹の上で何かが寝ているのが見えた。その何かはどこかで見たことがあるフォルムをしている。それを見たときよりもかなり小さいけど。
「・・・・・。なんだ、夢か」と俺は再度、寝ようとした。
「ちょっと、ルゥ!夢じゃないわよ!しっかりして!!」
どうやら、現実逃避はさせてもらえないようだ。俺は、ゆっくりと身体をずらしながらベットの縁に座る。お腹の上にいたそれは、ポテッと俺の太ももの上に落ちた。落ちたはずみで起きてしまったのか背伸びをするように羽を広げて「キュー」と鳴いた。・・・黒いドラゴン。ブラックドラゴン?
「・・・これドラゴンですよね?ドラゴンがなぜ俺のお腹の上で寝てるんでしょう?」
「端的に言ってしまうとあの卵がドラゴンの卵だったのよ」
ソフィアの話によると、卵を受け取って眺めていた俺が突然、倒れたそうだ。何事かとすぐに駆け寄ったソフィアたちは、愕然としたそうだ。俺はどうやら虫の息になっていたそうである。その時、卵が光を帯びていたのに気付いたらしい。だが、それよりも俺の容体が優先だった。ティアが俺から大量の魔力が流れているの感じ取ったそうで、俺が倒れてしまったのは魔力枯渇によるものじゃないかと気付いてくれたそうだ。
すぐにソフィアとティアは俺に魔力の供給をしてくれたそうで、魔力供給を受けたことにより俺の容体は良くなったそうだ。なるほど、話からすると俺はこのドラゴンに根こそぎ魔力を奪われたということか。またもやドラゴンに殺されそうになるなんて、ドラゴンは俺に何か恨みでもあるんだろうか。
「そうだったんですね。ソフィア姉様、それにティアもありがとうございます」
「本当に、一時はどうなることかと思ったわ」
「ルートが無事で良かった」
そして、俺の容体が戻って一安心していたところで卵が割れて、黒いドラゴンが出来てたそうだ。ドラゴンは卵の殻から飛び出すと冒険者ギルドの中を少し飛び回った後、俺のお腹の上に下りて丸まって寝てしまったらしい。皆はお腹の上からドラゴンを退けようとしてくれたそうなのだが、ドラゴンは俺から引き剥がされそうになると暴れたそうで、ブレス攻撃をして抵抗したそうだ。
「なるほど。だからお腹の上に乗ったまま、俺はベットに寝かされたということですね」
「そうなの。小さくてもドラゴンなのね。まさかブレス攻撃がくるとは思わなかったわ」
しかも、ブレス攻撃は闇属性たっだらしい。なるほど、それは危険極まりない。この中だと俺以外は防ぐ手立てがないし、下手に喰らうとひどいダメージを受けるだろう。それにしても、見た目が黒いからってそのまんまだな。まあ、森で出会ったメルギアも赤くて火属性だったしな。そんなものなのだろう。
一通りの状況説明を受けた俺は、太ももの上で俺の方を見上げているドラゴンに目を向けた。話を聞いた限りだと、俺から引き剥がそうとして抵抗はして暴れたみたいだが、今は至って大人しい。「キュッ?」と言いながら顔を傾げている姿からは凶暴性は感じない。
何となく、猫をあやすようにドラゴンののど元を軽く撫でてやる。すると目を閉じながら「キューーー」と気持ちよさそうに鳴いた。・・・やだ、なにこれ可愛い。
「・・・・決めました。俺、このドラゴンを飼います!」
「まあ、一先ずそうするしかないと思うわ。ルゥと一緒なら暴れる気配はないしね」
反対されるかと思いきや、賛成してもらったことに少し驚いてしまう。可愛さから思わずドラゴンを飼うと口走ってしまった訳なのだが本当に良いんだろうか。
「良いんですか?」
「ええ。今はそうするしかないと思うわ。下手に殺してしまったら過去の二の舞になるかもしれないからね」
「過去の二の舞ですか?」
「ええ、そうよ。大昔、ドラゴンと大戦があったの。その切っ掛けは、人族と魔族がドラゴンの命を奪ったことが原因だったと言われているわ」
そういえば、そんな話をメルギアから聞いたな。しかし、そう簡単にドラゴンの命を奪うことが出来るだろうか。メルギアの強さを考えると容易なこととはとてもじゃないが思えない。昔の人たちはそれだけ強かったのだろうか。
それにしても、同族を殺されことに怒ったドラゴンと戦うか。・・・本当、よく滅びなかったな。
「当然、王都にも話がいくと思うけど、多分、同じような判断になるんじゃないかしら。まあ、まずは父様と母様に説明ね」
「分かりました。あっとそうだ。皆もそれで良いですか?」
一応、これは遺跡調査における戦利品だ。リッドたち三人にも所有する権利がある。だから、念のために確認をしておかないと。
「それで良いじゃないか?それが一番危険じゃないし」
「そうですわね。暴れられても困りますし。安全が一番ですわ」
「・・・ブレス攻撃はもういい。ルートと一緒なのが一番危険がない」
三人の意見の大半が安全第一ということが占めていた。三人の顔をよくよく見ると少し引きつっているように見える。どうやら、若干のトラウマを植え付けられたようである。小っちゃくても、されどドラゴン。冒険者見習いが相手にするには荷が重たかったんだな。
・・・うーん、こんなに可愛いんだけどな。要しつけということかな?